エカマイにあるホルモン焼・カラオケスナック「アイーン」です。第Ⅰ部18時~21時はホルモン焼き店として、第Ⅱ部21時以降は通常のスナックとして営業しています。
先日、5月21日、ロンドンからシンガポールに向かっていたシンガポール航空SQ321便(ボーイング777-300ER型機9、乗客211名と乗員18名)が強い乱気流に遭遇し機内が破損したため、バンコク・スワンナプーム空港に緊急着陸する出来事がありました。
数十名のけが人と死亡者が1名でています。
機内サービスの時間だったということでシートベルトを外している乗客もいて、急降下した際に頭を天井に打ち付けて負傷した人が多くいたそうです。
こういうことがあると、日本への一時帰国や周辺国への飛行機での出張・観光で一般の人より飛行機を利用することが多いタイ滞在者としては、こわくなります。
タイ人のなかには、飛行機に乗るときは縁起を担ぐ人もいるようです。
こちらはタイのLCC「ノックエア」のCAさんです。飛行機にお客が乗る前、まずCAが機内に入ります。
このように、飛行機のボディーに両手で触れ、
安全を祈願します。
そしてワイ(合掌)をします。空の神様への挨拶でしょうか。飛行の安全を願う験担ぎで、乗務のたび行うのだそうです。ずいぶん信仰心が厚いなと感じるかもしれませんが、日本でも栃木県の宇都宮と烏山の中間の場所にある「安住神社」というところではヘリコプターの厄除けをしており、なんとヘリポートもあるので「ヘリコプター神社」と呼ばれているそうです。
飛行機の移動が多い方は、一時帰国の際、お参りしてみてはいかがでしょうか。
興味深い行動をするCAといえば、ベトジェットエアの伝説のビキニショーがあります。
ベトジェットとはベトナムのLCCですが、タイ法人のタイベトジェットもあるのでタイ国内やタイの周辺国へ行く便がいくつかあります。日本航路もあります。
このベトジェットは2011年の創業の際にビキニショーと称して、機内をビキニ姿の娘が歩き回るという驚きのイベントをし、激怒したベトナム当局から開業早々罰金刑をくらうという伝説を残した航空会社です。これに懲りず、2014年のシンガポール路線開業の際も、機内でフラダンスショーと称して露出の激しい娘たちが踊るというイベントを開催しています。
ベトナムでは「豊かな女性は肌の露出が増える」ということわざがあるそうです。これは一応、勤勉に働き豊かになれば肌の手入れやプロポーションを整えることができるので露出の高い服装をしても大丈夫になるから、という理由があるのだそうです。
ベトジェットエアは格安で人気を集めていますが安全性についても2018 年から連続で航空安全性の格付けで世界最高ランクの 7 つ星レベルの評価を得ています。
安さやビキニの話題性で集客した収益をしっかり安全整備や乗員の訓練に投資している結果がでているのです。
空の安全への思いは各国共通ですが、アプローチの仕方にそれぞれのお国柄が出ていて興味深いです。
今回の事故では乱気流のため急激に2分ほどで1800mほど降下したそうです。我々も飛行機利用の際は、ベルト着用サインが出ていなくてもなるべく腰のベルトは着け続けるなどで対策をして安全の確率を少しでも高めていきたいです。