週末の金曜日、土曜日、そして日曜日限定で、ナイトカフェ形式での営業をしている、エカマイのカラオケスナック「アイーン」です。
32歳の女が、Lineアプリケーション内で秘密クラブを作り、そこで自分のわいせつな画像やセックス動画を公開していたということで、プラカノン警察に逮捕されました。この女はもとプリティー(イベントコンパニオンみたいな仕事)で、この不況下で仕事がないので、このようなアダルトネットビジネスを思いついたそうです。集客はフェイスブックで行い、会員は1か月500バーツの会費を支払えば、この女性が配信するエッチな画像やエロ動画を見ることができるという仕組みでした。もちろん今回の件は悪いことですが、人間、エロに関しては知恵と根強い需要が出てくるものだな、と感じました。「ちょっとだけよ~」とエロショーをやっていたのですが、ちょっとだけで済まなかったので摘発されてしまいました。コロナ不況の中で経済は大変ですが、たくましさだけは参考になります。
この女のものではないですが、たしかにフェイスブックなどを探すと、自分のエッチな動画を配信してすぐ削除されるという繰り返しをしている人が結構いるのを見つけました。
さて、タイの経済の状況が少しわかる話があります。
タイの滞在が長くなると、会社の異動で本帰国をするという方もおられるかもしれません。コロナのなか少ないとは思いますが逆にタイへ赴任したばかりというケースもあることでしょう。
そうしたときに、不要になった物を売ったり、これから生活用品をそろえるにあたり中古品を買おうかなという人もいるかと思います。
バンコクのスクンビットエリアで、中古品の売買ができる店について、現在の状況をお伝えし、そこから感じることができるタイの経済状況についてみてみましょう。
バンコクで中古品を売ろうと思ったら、まず思い当たるのが、日系のリサイクルショップです。バンコクで大きな日系リサイクルショップはいくつかあります。プロンポンエリアと、プラカノンエリアに集中しています。
プロンポンエリアでは「トレジャーファクトリー」が便利です。
この店はバンコクに2カ所あります。プロンポン店は、スクンビット39を入って500mほど行ったところの左側、「世界の山ちゃん」の向かいにあります。
このトレジャーファクトリー・プロンポン店は、店舗が広く、家電が豊富です。電気ポットや日本製の炊飯器、コーヒーメーカーやオーブン、DVDプレーヤーやミニコンポ、大きいものは洗濯機や冷蔵庫まであります。
そのほか食器も充実していて、ノリタケのティーカップセットなど、なかなか良いものもあります。
洋服もスペースをたくさんとっています。子供のおもちゃや子供用品も充実しています。
このスクンビット39通りには、入ってすぐのところに「Tokyo Joe」というリサイクルショップもあります。
ここも日系の中古品店で、こじんまりとした店です。ここの品揃えは洋服などがメインです。電化製品は少ないですが、変圧器は多く置いていました。
もう一カ所がプラカノンエリアです。
BTSプラカノン駅前には「トレジャーファクトリー」のプラカノン店があります。この「トレジャーファクトリー」プラカノン店はバンコクのリサイクルショップでは一番遅い20時まで営業しているので、仕事のある平日でも立ち寄ることができるので便利です。
スクンビット69と71を結ぶソイには「Tokyo Joe」のプラカノン店と、「まさる」という中古品店があります。「まさる」は、アンティークや日本のフィギュアなど趣味性の高い品ぞろえです。
これらの店は買い取りもやっています。しかし、コロナ不況のため品物の在庫が多くなっています。店内は以前よりも品物が通路まであふれんばかりになっており、特に炊飯器やアイロン、変圧器などの日本人家族が使いそうな家電製品が多く並んでおり、本帰国者が多いのだなということが感じられます。
日本人だけではなくタイ人も物を売りに来ていました。やはり不況の中、現金が欲しいのでしょうか。
モノ余りの状況です。試しにいくつかの商品を見積もりしてもらいましたが、以前よりも買い取り査定は厳しめという印象でした。
悪知恵を働かせたエロ動画配信事件と、リサイクルショップの品ぞろえ。一見関連はないことですが、コロナ不況の厳しさと同時に、なんとかしようとする人の動きがみえるという、現在のタイ経済のある一面を示しているようです。