タイの北部では大雨による洪水が報じられています。急な雨がある時期、移動は大変になることがあります。
最近のタイの移動にまつわる「謎」ニュースをとりあげてみましょう。
夜に人だらけになる歩道橋の謎
これは、バンコクの北部、チャトチャックの奥にあるカセサート大学の近くの様子です。夜遅い時間なのに、歩道橋が大勢の人で埋まっています。いったいなぜなのでしょうか。この奇妙な状況がTikTokに投稿され、140万回再生にもなって「何なのか？」と質問が寄せられました。
これは、若者たちが近くにあるナイトクラブの開店を待つ行列だそうです。ここでは、このような光景がよくあるようです。
このあたりの状況を知っている人からは、困っているというコメントが多く寄せられました。「橋の下にゴミが捨てられていて、悪臭がひどい」「朝は路上がゲロだらけだ」「酔っ払っている人が、夜中にトイレを使わずにその辺で立小便をする」「周辺に路上駐車が増えて渋滞がひどくなる」「道が狭いのに人が多く並んでいて通行がしにくい」とのことです。
タイの大学生など若い人の人気娯楽といえば、このようなナイトクラブです。とても広いフロアでＤＪが様々な音楽を大音量で流して、それに合わせて踊ったり飲んだりするという店です。
大学の近くにあることも多く、その場合、周辺はこのような騒ぎになるようです。
よくは思わない人もいて、「大学のすぐそばにナイトクラブがあるというのは、いかがなものか？」と指摘している声も上がっています。
スカイウォークの天井裏に謎の死体
9月５日、オフィス街であるBTSチョンノンシー駅に接するスカイウォークで、身元不明の死体がみつかるという事件がありました。
死体があったのはチョンノンシー駅のスカイウォークの天井板の裏です。最近、駅でどうも変なにおいがする、ということで係員が原因を探していたところ、天井裏から死体が出てきたのです。
遺体は男性のもので腐乱しており、半分は乾燥してミイラ状態になりかけていて、死後４，５か月くらいと推定されるそうです。
歩道部分から５ｍも上の天井裏であり乗客が歩く場所ではないので、なぜ、この場所に死体があるのか、そもそも誰なのか？と謎を呼びました。
周囲を捜索してみると、まず遺体はヘルメットと半袖Tシャツを着用しており、大きなペンチやレンチなどの工具類、袋などが発見されました。
警察は、状況からいってこの死亡した男性は、電線を盗みに来て天井裏に入りこんだ者では、と推理しています。
施設管理の職員からは「そういえば、スカイウォークの電気システムに異常があるという報告が上がっていた」「数か月前に謎の停電があった」と証言もでました。
つまり、電線を盗もうとしたこの男性が天井裏で電線を切断した瞬間、高圧電流が流れて感電死した、ということのようです。想像するとおそろしいですね。
当局は、身元を確認するために遺体をチュラロンコン大学付属病院の法医学検査室に搬送して、詳しい死因を調べているそうです。
我々が普段何気なく移動で歩いている、BTS駅やスカイウォークに死体があるかもしれないと思うと、ちょっとこわいです。
女子大生が密着する謎
さいごの「謎」はこちらです。
皆様は、バイクタクシーには乗ったことはありますか？先日、バンコクの交差点でこのような写真が撮影され話題になりました。
写真をよく見てください。金髪の女子大生が客としてバイクタクシーの後部に乗っています。
しかし、彼女の後ろは全然余裕があるのに、前に寄ってバイクの運転手さんに密着しており、運転手は窮屈そうに半分立って運転しています。
この密着ぶりが謎で、理由は何なのか話題を呼びました。
「もとは女子大生の後ろにもう一人乗っていて降りた」
「女子大生がバイクに慣れていなくて怖がっているから」
「女子大生が運転手を誘惑している」
「女子大生の後ろに乗っていた人が途中でバイクから落ちた」
「女子大生の後ろに、我々には見えない“何か”が乗っている」
などと大喜利状態になりました。
たしかに、女子大生の後ろに誰かが乗っていた、というのが妥当だとは思いますが、それなら、もう誰もいないのになぜ女子大生は後ろへ下がらないのか・・・
皆様はどう推理しますか？
以上、最近の移動に関するタイの謎事件でした。
