
日本は春を迎えてそろそろ桜が咲く頃です。
春といえば、暖かくなってくると頭に血が上って変なことをする奴が現れるから気をつけよう、とよく言われたものですが、猛暑のタイの場合はどうなのでしょうか。
ハレンチ教師がエロ課外授業を要求
3月はタイでも期末ということで学生は成績発表の時期ですが、このような事件がありました。タイ東北部のナコンラチャシマ県のある高校で以前から、教師が成績の悪い女生徒にこのようなメッセージを送っていました。
「合格したいのは何教科?もし服を脱いで裸を見せてくれたら成績を変更してあげるよ。」「お金なら200バーツ。」しかし、この教師はこれだけでは、むらむらが収まらなかったのでしょう。
「今回は合格したければ先生と一緒の部屋で寝ること。このことは誰にも言ってはいけない」と送ったそうです。まるでエロ漫画の世界です。結局このメッセージを公開されてしまいました。
出会い系の看板はアウト?セーフ?
同じく、暑さが増してきたナコンラチャシマ県コラートの街角に、変わった看板を設置した業者がでました。これは、出会い系アプリ「tinder」の巨大看板です。「tinder」とは世界最大級の出会い系アプリで、スマホの位置情報を使ってマッチングするというものです。
看板に書いてある内容は次の通りです。
ของอร่อยนครราชสีมา! ナコンラチャシマで美味しいもの
ผัดหมี่โคราช コラート焼きそば
ผู้สาวโคราช コラート娘
この看板を見た人のなかでは、おもしろい、という意見の他、コラートの素人女性を見下している、とか看板の設置をしたのは誰だ?などという意見もでて、結局撤去となりました。
「tinder」は各地に文面の違う看板を出していて、ハジャイに出された看板には「ハジャイに来たら必ず味わうべきものは・・・✘ハジャイ唐揚げ ✔ ハジャイ男子」などとあり、決して男性だけがターゲットではないのですが、ずいぶん攻めた広告です。
近年、日本ではセクシャル系の言動への目が急激に厳しくなっている風潮ですが、タイの場合、非難は出つつも面白がる意見も少なくなく、賛否両論というところが、まだまだおおらかな気もします。
足が臭くてナイフで刺す!
23日、サムットプラカーン県にある会社の寮で、部下が上司をナイフで刺すという事件がありました。犯人は33歳のミャンマー人の男です。
供述によると、普段から二人は職場でも衝突していたそうです。上司(40歳)は足が臭かったそうで、部下は「くさいからその靴を脱いでください」と言っていたが上司は言うことを聞かず、「話があるからちょっと来い」と呼び出されたそうです。
部下が寮で上司のところへいくと殴り合いに。そして腹がたった部下が折りたたみナイフで上司を刺したのだそうです。あくまでも犯人の供述なので実際は不明ですが、乱暴にまとめると、“足が臭いと注意しても、聞かないから刺した”ということになります。
事件だから笑っちゃいけないのですが、むちゃくちゃな話です。
やはり何かをするときは、頭を冷やして冷静に対処することが、とりわけ暑い季節では大切なようです。
タイ語でใจเย็นๆ【cay yen yen】
ジャイ イェン イェン
というと、「冷静に!」「落ち着いて!」という呼びかけになります。
ジャイ(心)+イエン(冷たい)という構造です。
いらいらしてそうなタイ人同僚や、何かを始める前には自分自身に、「ジャイ・イエン・イエン」と呼びかけて落ち着いていきましょう。