
タイ正月のソンクランまで1か月をきりました。ソンクランを利用して日本へ一時帰国される方もおられるのではないでしょうか。
先月は、ゴルフの帰りに車で移動していた日本人社長が運転手の居眠りで高速道路の料金所に激突し亡くなる事故がありました。一時帰国まで気を引き締めて安全に過ごしたいものです。
3月のタイでの生活に伴う危険についてのニュースをみてみましょう。
これから天候悪化
タイは天候悪化の兆しです。タイ気象庁などの発表によると、3月16日から18日にかけて、中国からの高気圧がタイの北東部や南シナ海に広がり、雷雨、強風など不安定な天候となると予想されています。タイ南部・タイ湾の波は1メートル、嵐の折には1~2メートルの高い波となるとみられています。
現在のタイは暑季で本来は雨が降らない季節ですが、急な雨にお気を付けください。これは先月の強風でバンコクのスティサンエリアで電柱が倒れた様子です。
タイの電線は、使用しなくなった電話線なども撤去しないで放置しているため、スパゲッティみたいな様子がおなじみですが、風を受けやすくなる関係で、このようなことが起こります。コンクリ製なのに倒れてしまっています。
トタン屋根が飛んでくることもあります。おそろしいですね。
狂犬病に注意
タイ保健省疾病予防局の発表によると今年の初めから3月9日までの間でシーサケート県と東部チョンブリー県で2人が狂犬病で死亡しました。
死亡した2人は犬に噛まれたが、暴露後(噛まれた後)にワクチンの予防接種をしていなかったそうです。
狂犬病は動物に噛まれた後に、ワクチンを5回接種しないと発症します。発症したら現代の医学では100%の致死率です。
タイでは野良犬が多いですが狂犬病のウィルスをもった犬が少なくなく、犬以外の動物、牛や猫から感染することもあるそうです。
バンコクでは道を歩いていたり、ジョギング中に野良犬に足を噛まれる人が時々います。もちろん、大きな傷でなくても必ず病院に行って、暴露後ワクチンを接種してください。
また、猫の爪でひっかかれたり、自分のささくれ等傷跡を動物になめられたりした時も感染する場があるので、傷口をよく洗って、医師の診断を受けて下さい。
インフルエンザ流行中!
現在タイではインフルエンザが流行しています。今年になってからの2か月で13万人が感染しておりこれは例年の1.6倍の数値だそうです。
感染が多い地域は、北部のラムプン県、チェンライ県、そしてバンコクだそうです。小中学校で生徒が感染するケースが多いそうです。日本のイメージだと寒い冬にはやる病気だという印象でしたのでタイでインフルエンザにかかるのか、と感じていましたが、タイでインフルエンザが流行するのは例年2〜3月と7〜10月なのだそうです。考えてみればタイの2,3月は乾季と暑季なので空気が乾燥しているということが理由なのかもしれません。
当然、インフルエンザで高熱が出てしまうとせっかくの一時帰国ができなくなってしまうので、気になる人は予防接種を受けるか、バンコクでも小中学生が多い人ごみは避ける、手洗いうがいの徹底、一時帰国の数日前からは可能であればマスク着用をした方が良いかもしれません。