
昨夜は地震の影響で大混乱のバンコクでした。
BTSやMRTが運行停止となり、スクンビット通りなどは大渋滞になったので、普段は歩かないタイ人たちが夜遅くまで道路を大勢歩いて帰宅するという光景がみられました。こちらは昨夜22時頃のスクンビット通りの渋滞の様子です。
夜遊び歓楽街も壊滅的で、カラオケスナックやバーなどは、出勤できないホステスも多く、店を開けていてもそもそも渋滞の中飲み歩くお客さんも少ないということで、閑古鳥でした。
その一方で、大きな通りに面したタイローカルのご飯屋や路上の屋台は盛況で、これは歩いて帰る人渋滞がおさまるまで待って帰る人が多かったため、市民マラソンの給水場みたいな感じになったようです。
これはバンコクのモノレール、イエローラインで地震の最中に撮影された映像です。
車体が、ぐらんぐらん、ゆれているのに、発車してしまいました。というのは、イエローラインは無人運転システムなので、運転手が判断して停車できないからです。とはいっても、危険防止装置などは作動しなかったのでしょうか。これをみると、自動運転の路線には乗りたくないなと思ってしまいます。
https://www.tiktok.com/@flexxxteam/video/7486750746403179783?is_from_webapp=1&sender_device=pc&web_id=7487180667350074881
タイ語で地震は
แผ่นดินไหว 【phɛ̀n din wǎy】
ペンディンワイといいます。
แผ่นดิน(ペンディン・大地)+ไหว(ワイ・揺れる)という構造です。
こちらはバンコクの高層ホテルの屋上にあるプールの監視カメラ映像です。
地震が起きると、揺れに合わせてプールの水が揺れ出し、中にいた観光客の体が激しく揺さぶられます。揺れが大きくなると、海の波のようになり、ついに水が外壁を超えて、地上に向けて落下しはじめました。おそろしいですね。
https://x.com/i/status/1905800249563627976
ไหว(ワイ・揺れる)というのは便利な単語です。
หวั่นไหว 【wàn wǎy】ワン・ワイ
หวั่น(ワン・恐れる)+ไหว(ワイ・揺れる)で
不安・動揺するという意味です。
まさに、地震で大きく揺れたら不安になる、といったところです。
日本の東日本大震災のときは、2011年3月11日に発生したあと、マグニチュード7.0以上の余震は6回、5.0以上の場合は599回もあったそうです。人体が感じない小さいものを含めると厳密な余震は2023年まで続いたともいわれています。今回のミャンマー地震もこれから余震があるのではとタイの専門家は指摘しています。1回目の地震で建物が傷んでいるのでまた揺れたら被害が大きくなりそうな気もします。
耐震対策をしていないタイで地震にあうとこわいです。
落ち着いた行動が重要です。気持ちを落ち着かせて平常心に戻るため、すばらしいタイの揺れを見て本日はお別れです。
https://www.tiktok.com/@user5335210483332/video/7187304699685604609
こうした揺れなら毎日味わいたいものです。