エカマイのホルモン焼・カラオケスナック「アイーン」です。
第Ⅰ部18時~21時はホルモン焼き店として、第Ⅱ部21時以降は通常のスナックとして営業しています。
「アイーン」のミノのコリコリの歯ごたえ
当店のホルモン焼きセットには、ミノがあります。ミノは牛の胃袋のことで、コリコリとした食感がくせになりますね。
牛には4つも胃袋があって、それぞれ消化する方法が異なります。
ミノは1番目の胃袋で、牛が食べた草をすりつぶすという役割の部位です。
牛の2番目の胃は「ハチノス」、3番目の胃は「センマイ」、そして4番目の胃は「ギアラ」といいます。ミノは厚くて弾力があり柔らかい歯ごたえです。脂分が少なめで、あっさりした味わいなので、ホルモン・モツのぎとぎとの脂分が苦手という人でも食べやすいです。
当店「アイーン」でお出ししているのは厳選した鮮度の良いミノです。歯ごたえにこだわり仕入れています。ぜひ、このコリコリした歯ごたえを味わってみてください。
老舗”みの”という飲み屋とは
ミノといえば、縦に線が入っているような見た目で、昔の人が雨の時に着ていた「蓑(みの)」に似ていることから、「ミノ」という名前が付けられたという由来があります。時代劇ドラマに出てくる農民の格好ですね。以前は、シーロムエリアのタニヤ通りに「みの」という老舗のカラオケクラブがありました。これは聞いたことがありますが、まさに、年配の日本人オーナーがこの昔の雨具としての「みの」から名付けたそうです。どうして「みの」を店名に選んだのかはわかりませんが、ふと、最近の天気をみていて思い当たりました。
タイッ娘と楽しい雨宿り
6月に入ってタイでは雨季が始まり、最近のバンコクは雨が降る日も増えてきました。
夜に1,2時間ほど激しい雨が降る時もあります。
そんなバンコクの夜に、雨宿り感覚でふらっと飲み屋を訪れ、しばし歓談して雨をやり過ごしてから、帰宅や二次会の途につく、ということもあるでしょう。もし「雨を防ぐ」場所というニュアンスで「みの」と名付けたのであれば、おもしろいなと思ったのでした。タイ語では雨宿りはหลบฝน【lòp fon】ロッブ フォンといいます。
หลบ (ロップ)避ける,よける+ ฝน(フォン)雨 という構造の言葉です。
急な雨の夜は、「アイーン」に立ち寄っていただき、早い時間はホルモンのミノを味わい、そして遅い時間は可愛いタイ娘たちとのおしゃべりに花を咲かせると、ロップフォンも楽しくなるのではないでしょうか。