エカマイにあるホルモン焼・カラオケスナック「アイーン」です。第Ⅰ部18時~21時はホルモン焼き店として、第Ⅱ部21時以降は通常のスナックとして営業しています。
皆様は、バンコク近郊を仕事で移動するときは運転手つきの社用車やタクシーを使いますか?ご自分で運転しますか?運転代行の会社もあるようで、1ヶ月1万バーツほどで契約できるところもあるそうです。
先日、タイで驚きのタクシーについて動画サイトで話題となりました。
パタヤに在住のタイ人女性ノン・メイさんは、妹と一緒に旅行へ行くことになりました。
バンコクのドンムアン空港を朝6時30分に出発する飛行機の便に乗るために、ノン・メイさんたちはパタヤの自宅を朝3時に出発しました。
未明の時間ですので通りすがりのタクシーはほぼいないので、予め配車アプリを使って予約をしていました。
時間になると予約したタクシーがやってきたので二人は乗車します。
しかし、車が走り出してしばらくすると、ノン・メイさんは運転手のおじさんの様子がおかしいことに気づきます。
運転手はどうも眠そうで、運転しながら時々うつらうつらしているように見えたのです。
恐怖を感じたノン・メイさんはおじさんに「運転手さん、もしかして眠たいんじゃありませんか?大丈夫ですか?」と話しかけます。
運転手は「いや、そんなことはないですよ、私は起きたばっかりですから。」と言いますが、どう見ても眠たそうで車も時々ぐらつきます。
ノン・メイさんは、ガソリンスタンドに立ち寄り、眠気覚ましに顔を洗うことを提案し、運転手は顔を洗いました。
しかしまだ眠気は覚めないようです。
時刻はもう午前4時になっていましたがドンムアン空港はまだまだ先です。
このままでは飛行機に間に合わないし、事故に遭いそうで危険です。でも深夜の郊外なので他のタクシーも通りかかりません。
ノン・メイさんは思い切って「すみません、私の妹は運転免許を持っていて運転が上手なので、よかったら運転を代わってもいいですか?お金はちゃんと払いますんで。」と申し出ました。
運転手はOKを出したので、妹と運転を交代。
妹がタクシーを走らせて少しすると後部座席のタクシー運転手は眠りはじめました。
もちろんタクシーを運転するのは初めてでしたが、妹は夜が明けてきた高速道路で順調に車を走らせ続け、ついにドンムアン空港が見えてきました。タクシー運転手はいびきをかいて深い眠りに落ちており、あのままこの人に運転させていたら事故に遭っていたかもと思うと、おそろしい思いでした。
無事空港に到着し、ノン・メイさん姉妹はタクシー運転手に支払いをしました。当初はパタヤからドンムアンまで高速道路代こみで1500バーツの契約でしたが、さすがに“まけてくれ”1200バーツを配車会社に入金しました。
ノン・メイさんはこの動画をアップしましたが、あのままだと絶対に事故に遭っていたと思うので運転を代わったが、別に運転手を非難するつもりはまったくなく、過酷な深夜勤務をしているタクシードライバーのことを心配し、どうか自分とお客の安全のために体を休めて欲しいという思いで話題にしたのだそうです。
日本だと確実に炎上騒ぎになって、タクシー会社も、運転したお客も猛批判をされるところです。でもこの動画をみた人々は「運転した客が寝ていたドライバーに1200バーツ払うなんて逆だろ」などとおもしろがる反応が多かったそうで、大らかさを感じます。
タイで夜にタクシーに乗ると車内に掲示されたドライバーの顔写真と運転している人が別人、(本来のドライバーが夜は小遣い稼ぎで友人に車を貸している)ということがよくあるくらいで、そのあたりは気にしないのかもしれません。誰が運転しても良いですが事故だけは勘弁してもらいたいものです。