
皆様は、学校の給食では何が好きでしたか?
近年、日本では物価高や予算不足で学校給食の質が低下しているそうです。
これは2023年に話題になった九州の某小学校の給食、という写真です。
世代や地域によるかもしれませんが、我々の子ども時代は、食器こそアルミと先割れスプーン、靴みたいなパンという無骨なものではありましたが、内容はこれより品目が多くもっと量も多かった気がします。どうでしたか?
タイの学校でセクシーな給食お姉さんが現れたと物議をかもしています。何が問題になったのか、タイの学校の給食事情はどうなのかについて、みてみましょう。
タイの学校給食はどんな感じ?
タイの学校には必ず食堂があります。日本のように昼食時間になったら授業をしていた教室の自分の机を片付けて給食を食べるのではなく、食堂に移動して食事をします。小学校などは一律で同じ料理が出され、窓口で受け取って皆で並んで食事をします。
中学・高校では、そのような給食のほかに、カフェテリア形式があります。フードコートのような感じで、いろいろな料理の店が並んでいるので生徒は好きなものを選んで購入するというスタイルです。外部の料理業者が学校内で調理しています。
セクシーな給食当番の姉さん
問題になったのはサムットソンクラーム県の中学校です。
この学校の給食業者としてある女性が提供担当をしていました。
生徒たちが並ぶ中、料理を盛り付けるお姉さんですが、このようにおっぱいの谷間丸出しで、下はミニスカートというセクシーな格好です。動画が出回っているのですが、お姉さんは生徒たちに話しかけながら、せっせと肉団子スープなどの料理を提供して一生懸命です。
これを見た一部の人々が “教育機関なのに、この乳やミニスカは、けしからん!”と騒ぎ、ちょっとした騒動となりました。
たしかに、オフィスにこんな格好の女性がいたらびっくりですが、バンコクの道や電車内ではそこまで珍しい格好でもない気もするので、どうなのでしょうか。
タイの給食の中身は?
タイの給食の内容はどんなかんじなのでしょうか。
これは、一般的なタイの学校給食の献立です。
タイの学校でよくある皿がこれなのですが、アルミの丸い皿にご飯を盛るスペースのほか、スープも入れることができるようになっています。
この日は、ごはん、ニガウリのスープ、春巻風の揚げ物、丸いものは何かわかりませんが、おかずは3品あります。このほかに三角のビニールパックに入った牛乳かお茶がつきます。
意外ですが、タイならではの激辛料理、というわけではないのですね。
これを食堂のテーブルで皆で並んで頂きます。
中学高校でカフェテリア形式の食堂の場合は、自分の好きな料理を選んで友人同士、好きな席で食べます。フードコートみたいな感じです。
地域によりますが1食30バーツほどで、月額制ではなくその都度支払って購入します。”教室から給食費が消えた”なんて騒動がタイであったら血を見そうな気がするので、その都度払いというのはそうした理由かもしれません。生徒の経済格差を考えて、外の食堂より安く設定されています。
中高生に人気があるのは、クイッティアオなどのタイラーメンで、その他はパッタイやカオマンガイもあります。学校によっては、たこやきや、カニカマ寿司などの“なんちゃって寿司”ではありますが寿司があったりします。
このようにタイの学校では食堂・カフェテリアがあり朝から営業していたりするので、先生や生徒によっては、授業前に朝ごはんも学校で食べるという人も少なくないそうです。
オフィスや工場などの職場でも、家や途中で食べてくるのではなく、始業時間前に買ってきたご飯を職場で食べている人が多いのがタイの一般的な風景ですが、これは子ども時代の学校での習慣がそうさせているのだと思われます。
今晩は、タイっ娘とスナックの飲みのよもやま話として、「学生時代はカフェテリアで何の料理が好きだったの?」と日タイ懐かし給食トークをしてみてはいかがでしょうか。