先日のバレンタインデーはいかがお過ごしでしたか?
狙っていたタイッ娘を落とした、なんていう方もおられたかもしれません。
タイッ娘の心理をあれこれ読むかけひきも楽しいものですが、タイのバレンタインデーをマーケティング的な捉え方でみてもおもしろいです。
バレンタインデーでどのような行動をタイ人たちはとったのでしょうか。
グーグル・タイランドのデータによると、バレンタインデーの数日前から、検索が急増した言葉があるそうです。
それは、「バラ」、「花束」、「花」、「テディベア」、「チョコレート」の5つのキーワードでした。先週の当店記事でもお伝えしたように、タイのバレンタインデーは男性が本命の女性にバラの花束を贈るという文化です。だから、最初の3つの言葉の検索が増えるのは納得です。
意外な言葉が「テディベア」と「チョコレート」です。
テディベアというのは、これもタイの文化で、バラの花束と一緒にクマのぬいぐるみを贈るのが定番らしいのでこれはまだ、わかります。でもチョコレートというのは、まるで日本みたいです。身近では見たことがないですが、最近のタイのトレンドは、チョコレートを贈る男性が増えているのでしょうか。だとすると日本の文化が影響を与えているのかもしれません。
また、グーグル・タイランドのデータでは、バレンタインデー当日やそれまでに、バレンタインデーに関連する質問タイプで多かった検索パターンも判明しています。
バレンタインでタイ女性が一番気にしたことは?
最も多かったのは「~とはどういう意味?」
という質問でした。
「~」の部分には人によって違う検索ワードが入ります。これはどういうことかというと、おそらくバレンタインデーにもらったプレゼントやバラを女性が、“これはどういった意図でくれたのかな?”と調べていたということなのです。
たとえば、通常は赤のバラの花束を贈るのが普通らしいのですが、なぜかピンクのバラを贈ってきた人がいたとします。これは偶然?それともなにか意味があるの?と思う女性は、
「ピンクのバラとはどういう意味?」と検索したということです。
それ以外で多そうな質問は、バラの本数であったり、一緒に贈られたものがクマのぬいぐるみじゃなくて別の物だった場合だったり、ということでしょう。
これ以外ではおそらく男性側の検索ワードだと思われますが、
「バレンタインデーのプレゼントは何がよいか?」
「一目惚れを表すバラの色は? 」
「バレンタインデー 何曜日?」
といったものが多かったようです。タイ男性はずいぶん神経を使っているのですね。
ちなみにタイの文化では
赤いバラ… ฉันรักเธอ (愛している)
ピンクのバラ… ความรักแบบโรแมนติก (ロマンティックな愛)
黄色いバラ… ความรักแบบเพื่อน (友情)
白いバラ… ความรักอันบริสุทธิ์ (純粋な愛)
一本のバラ… รักแรกพบ (一目ぼれor君だけ)
という意味があるそうです。ロマンティックですね。女性がこちらのしてあげたことの意味を調べてくれているうちが花ですね。
そうではなくて、ついうっかり口が滑ったことに対して、「それ、どーいう意味!?」と詰め寄ってくるようにならないように、失言には気をつけたいものです。