
5月は暑季の最後の月です。急にスコールが降るなど一部地域ではすでに大雨が降っているエリアもありますが、5月末くらいから雨季が始まります。
こう毎日が暑く乾燥しているとのどを潤したくなります。
タイ語で様々な液体について、まじめなものからエッチなものまで何というかみていきましょう。
タイ語で様々な液体
総称からみてみましょう。タイ語で液体とは
ของเหลว 【khɔ̌ɔŋ lěw】コオーン レエ↓オ↑
といいます。液体、とか液状という意味です。
ただし、多くの液体は水を表す「ナアアム」+~で表現します。
たとえばコロナ以降、生活で一番なじみのある液体といえば、アルコール消毒液です。
タイ語ではน้ำยาฆ่าเชื้อ【nám yaa khâa chʉ́a】ナアアム・ヤアア・ク⤴アア・チュウア⤴
と言います。
น้ำ(ナアアム・水)+ยา(ヤアア・薬)+ฆ่า(ク⤴アア・殺す)+เชื้อ(チュウア⤴・菌)
という構造です。
“菌を殺す薬の水”とは、タイ語らしい直球勝負のフレーズです。
よだれがでそう・・
น้ำลาย【nám laay】ナアアム・ラアアイ
は、よだれです。
น้ำ(ナアアム・水)+ลาย(ラアアイ・模様)という構造です。
つばが、透明でなく、泡立って模様のようにみえるからでしょうか。
ยั่ว(ユア・挑発する)を前につけて
ยั่วน้ำลาย【yûa námlaay】 ユア・ナアアム・ラアアイ
というフレーズで「よだれが出そう」という意味になります。
機械や工場で必要な潤滑油
製造業界の方なら、工場や機械を扱うときに必要な潤滑油、グリスがなじみ深いですね。タイ語では何というのでしょうか。
น้ำหล่อลื่น 【náam lɔ̀ɔ lʉ̂ʉn】ナアアム・ロオオ・ル↑ウウン
と言います。น้ำ(ナアアム・水)+หล่อ(ロオオ・ハンサム、成型する)+ลื่น(ル↑ウウン・滑る)という構造です。
ロオオというのはハンサムという意味もあるので“ハンサムな水?”と不思議な感じですが、この場合は成型するという意味で、“滑る状態に作られた水(液体)”ということでしょう。
このน้ำหล่อลื่น ナアアム・ロオオ・ル↑ウウンは、工場ではなく夜のベッドの上だと、ラブローションという意味にもなります。まあ、たしかにピストン機関の潤滑油には違いないです・・・。
その場合、日本語同様、タイでも英語で「ローション」で通じます。
โลชั่นと言うのですが、タイ語なまりになっていて、発音は「ロオオチャン⤴」です。
また、一部では日本語がタイ語化していて、「ヌルジェル」という場合もあります。日本語の“ヌルヌル”が語源です。ただしこれは完全にスクンビット界隈に多い日本人向けエロマッサージ店のオプションサービスから広がったものなので、一般のタイ人で「NURU」などと言う人がいたら、マッサージ風俗嬢経験者かもしれません。
夜の液体
どんどん夜の方向へ進んでいきますが、
น้ำรัก 【náam rák】ナアアム・ラック
น้ำ(ナアアム・水)+รัก(ラック・愛する)で、まさにラブジュースのことです。
เยอะ(ユッ・多い)をつけて相手のタイっ娘に、น้ำรัก เยอะ เยอะ(ナアアム・ラック・ユッユッ)と言えば、「いっぱい濡れてるね~」と言葉攻めができます。
一方、อสุจิ 【asùcì】アスヂ、は精液です。
今晩は急なスコールで濡れてしまうのか、それとも、どの液体と縁があるでしょうか・・・・。