もう12月ですが、タイは暑いので季節感がないですね。そうはいっても、乾季ということで、タイに人にとっては涼しい季節のようです。
乾季は、このような果物の旬の時期でもあります。
มะละกอ (マラコー) パパイヤ
ทับทิม(タプティム) ざくろ
เสาวรส(サワロット)パッションフルーツ
มะขาม (マカーム) タマリンド
มะม่วง (マムアン) 青マンゴー
สตรอเบอร์รี(サトロベリー) いちご
ชมพู่ (チョンプー) ローズアップル
チョンプー(ローズアップル)というのは、東南アジアに分布する見た目がつぶれたリンゴみたいな果物です。味はみずみずしくてほんのり甘く、どちらかといえば梨に近いです。
タイでは女の子のニックネームでチョンプーちゃんという人がいますが、この果物のことです。
タイのブラックな、なぞなぞ
タイにはこのような、なぞなぞがあります。
รู้นัย? กิน แอปเปิ้ล แล้ว เจอหนอนกี่ตัวจะน่ากลัวสุด
「リンゴをかじって虫が出てきたときに、何匹見つかった時が最悪でしょうか?」毛虫のような長い虫が入っているイメージです。
リンゴを食べている間に、この虫が何匹出てきたときが最悪なのか、という問いかけですが、そんなの、1匹でも気持ちが悪いです。5匹でも6匹でも嫌なことには変わりはない気がしますが…。
だけどこれは、なぞなぞなので、何匹見つかった時がピンポイントで最悪なのでしょうか?
日本語だと64匹で“ムシ”がいる、とか、18で“いっぱい”というような、ことでしょうか?
でもこれはタイの謎々なので、別の答えになります。わかりますでしょうか。
答えは…
ครึ่งตัว (クルントゥア)です。
意味は、ครึ่ง(Khrụ̀ng クルン)半分+ตัว(tuaトゥア)体という単語なので、半分、つまり半匹ということです。
毛虫が1匹ではなく半分、ということは、もう半分は、既に口の中に・・・ということです。
タイ人は意外とこういうブラックな話が好きなようです。
タイの「ウサギと亀」昔話も一味違う!?
タイの女性も虫が苦手な娘は多いですが、田舎出身の娘だと平気な人もいます。
タニヤやカオサンなどの屋台で、ときどき芋虫やバッタを揚げた料理を売っていたりしますが、田舎では虫を食べるところもあります。
カタツムリの出す粘液で作った化粧品があるそうでタイでは人気だそうです。
チュラロンコーン大学の理学部の研究所ではタイ国産のカタツムリで化粧品を作る研究をしています。もちろん、化粧品用に使われるカタツムリは衛生面でも特別なのはわかりますが、どうも抵抗があります。
イソップ童話で「ウサギと亀」という話がありますが、タイにも似た昔ばなしがあります。タイの場合は「ウサギとカタツムリ」です。しかも内容が違います。
ウサギとカタツムリが競争を始めるところは「ウサギと亀」と同じですが、タイのウサギはさぼらず全速力で走り続けます。でもカタツムリはずっとウサギの横を並走し、ゴール間際でタッチの差でカタツムリが先にゴールします。
ウサギは負けてしまうのですが、実は、カタツムリはレースの道のあちこちにたくさん仲間を配置してリレー式で走り、ゴールしたのは最初からゴール前にいた別のカタツムリだった、というお話です。
不正をした者が勝つ、という、なんとも黒い話ですね。
タイの人はやっぱりこういうブラックな話が好きなのでしょうか。
可愛いウサギさんになら、だまされてみたいものです。忘年会がてら、タイッ娘となぞなぞで盛り上がってみるのも楽しそうです。