皆様は、トンロー・エカマイエリアは、どういうイメージでしょうか?
小ぎれいなコンドミニアムやホテル、そして繁華街もあるということで、東京でいうと「港区」みたいな位置づけで、でもタイなので庶民的で気取らない便利さもあって住みやすい、といったところでしょうか。
そんなトンロー・エカマイですが、タイ人にとってはどういうエリアなのでしょうか?最近のこのエリアの出来事をみてみましょう。
Jアヴェニュー内のナイトクラブ摘発
25日、深夜2時、トンローソイ15のモール「Jアヴェニュー」内にある有名なナイトクラブが、摘発されるという事件がありました。
店は「Jアヴェニュー」3階にあるMilleyというナイトクラブです。
トンロー警察署は、潜入捜査官から、営業時間外にナイトクラブが営業しているという情報を得て内偵を進めていました。
『Milley』では、ナイトクラブということで当然のごとくアルコール飲料が販売され、お客が飲酒していました。
警察は店舗管理者に対してアルコール販売許可証とナイトクラブ営業許可証の提示を求めましたが、アルコール販売許可証は提示されたものの、ナイトクラブの営業許可証はありませんでした。
このため無許可で営業し、アルコールを販売していた容疑でスタッフ3名を逮捕しました。
店内の全てのお客や従業員に対して身体検査も行われましたが、薬物など違法物品は発見されず、20歳未満の未成年者もいなかったとのことです。
トンロー・エカマイエリアにはこの手のナイトクラブが点在しており、タイの少しおしゃれでお金に余裕のある若者が多く訪れています。だから決してアングラなところではないはずなのですが、無許可店が混じっていたという出来事でした。
高級コンド内でドラッグパーティー
外での夜遊び中だけでなく、帰宅してからも何が起こるかわかりません。
先月13日には、トンローにある高級コンドミニアムの一室で麻薬パーティーが行われているのが摘発され、男性13名・女性13名の計26名が逮捕されました。全員タイ人でした。
この建物の9Fの1室で夜に大きな騒音があることで近隣住民から通報がありトンロー警察が駆け付けました。ドアを開けさせたところ麻薬パーティーと思われたため室内を捜索、隠されていた第 1 種薬物(エクスタシー)、 第 2 種向精神薬(ケタミン)、メタンフェタミン、笑気ガスなどが発見されました。連行された26名中19名が尿検査の結果、違法薬物の摂取が確認されたそうです。その後起訴の手続きが進められているそうです。コンドミニアム名は公表されていませんが、26名が入るような大きな部屋ですから、家賃の高い部屋だったと思われます。
トンローエリアの高級コンドミニアムは、家賃が高いが居住性や防犯性で安心できるということで住んでいる人もいるかと思います。しかし怪しい人物も混ざっているようです。近隣の部屋で不自然な騒音があれば怪しいと思ったほうが良いかもしれません。
エカマイのタクシーぼったくりが話題に
8月24日、TikTokでこのような動画が話題となりました。
あるタイ女性がある夜にエカマイに遊びに行きました。移動しようとして、タクシーに乗ったところ、10分ほどの距離で400バーツも要求されたそうです。
運転手に「なぜこんなに高いのですか?メーターはないんですか?」と言ったところ、怒鳴られたそうです。
そして、運転手は、彼女に対して「ここにはメーターなんかない」と言い放ったそうです。
彼女は、「エカマイに数年ぶりに久しぶりに遊びに来ました。驚いたのは、タイ人がほとんどいなくて、タイ人は20%くらいで、あとは外国人でした。」ともTiktok上で発言しています。
要するにエカマイは外国人向けのエリアに変貌していて、外国人向けの高額料金をぼったくろうとしているタクシーが普通にいるようになっている、ということを言いたいのでしょう。今に始まったことでもない気もしますが、タイ人から見るとそういう印象なのでしょうか。
上の記事でもお伝えしているように、元々トンロー・エカマイエリアはタイ人にとっても、ハイソでありつつ少し落ち着かない繁華街、という位置づけになっているようです。この女性が特に昔と違うと感じているのであれば、その傾向は強まっているのかもしれません。