３月２日、バンコクの北にあるパトゥムターニー県で、アパートに偽装して朝まで密かに営業していたカラオケパブが摘発されました。深夜に騒音や人の出入りがあったため住民の情報提供で警察が突入しました。
この建物は５階建てで一見、普通のアパートなのですが、２階部分がカラオケクラブになっており、個室が10室あってビリヤード台もありました。客やホステスが飲酒しており、薬物も発見されました。
検査したところ、５名の体内から薬物反応も出ました。ベトナム人など外国人も出入りしていた模様です。
気合いの入った偽装カラオケですね。今回は、タイのびっくりする偽装事件についてみてみましょう。
妊婦に偽装したが数が多すぎ！
先月の2月22日、タイ北部のチェンマイ県で、ピックアップトラックが検問所にさしかかりました。この道路は国境方面に通じるのですべての車はここで検問を受けます。
係員はトラックを調べましたが異状はありませんでした。
しかし、車には17歳から25歳までの13人の女性が乗っていたのですが、全員が妊娠していて大きなお腹だったのです。
さすがにおかしいと思い、女性警察官が呼ばれて身体捜索したところ、全員が偽装妊婦で、お腹には布にくるまれた1.6kgのアヘンの塊を身につけていたことが判明しました。
いくらなんでも13人全員が妊婦というのは、ばればれです。
偽装動物園その実態は？
数年前のタイ東北地方・ムクダハン県でのできごとです。
虎に特化した動物園がありました。クロコダイル園みたいなコンセプトです。
実際に虎がいましたが、なぜか「開園準備が終わらない」と、なかなかオープンしなかったのです。認可も取得してから数年が経っていました。
当局は不審に思い、観察していました。
虎は2013年には28頭いましたが、繁殖して5年後には50頭になったそうです。しかしその後、半数近く数が減ってしまいました。餌をあげず餓死しているのでは、と当局が強制調査を行ったところ、虎たちは、ＤＮＡ調査の結果、全個体が園内の他の虎と血縁関係にないことが判明したのです。
どういうことかというと、この組織は虎の密輸団で、動物園に偽装して虎を保管していたのでした。中国から注文が入ればその数を檻から出し、ジャングルから密猟してきた新しい虎がいれば檻に入れていたのでした。虎は毛皮や漢方薬、精力増強の虎肉グリルの材料になります。
つまり一見、「動物園」には常に虎がいましたが、実際は随時、別の虎に入れ替わっていたというからくりだったのでした。ミステリーのような怖い話です。
大ヒット映画に偽装し売春者募集
昨年2023年に「สัปเหร่อ（葬儀屋）」という映画が人気となりました。タイのイサーン（東北地方）の死者に関する信仰と葬儀屋を描き、コメディー要素も入った映画で、公開2週間で興行収入3億バーツ突破という大ヒットでした。
その「葬儀屋」の制作会社であるThibaan studio社と音楽を担当したSerng Music社の公式Facebookになりすました、偽装求人サイトが登場したそうです。
そこでは“「葬儀屋」の続編に出演する俳優募集！”と書かれており、興味を持った人が応募すると、違法な仕事に誘われたそうです。女優志望の18歳の女性は売春の勧誘をされたそうです。
日本でいえば、「スタジオジブリ」を詐称したサイトで声優の募集とみせかけてAV嬢の募集をするようなものです。大胆すぎる偽装詐欺です。
以上、タイで起こった驚きの偽装事件をみてみました。
タイっ娘の極厚パットブラジャーの巨乳偽装なんて、まだ、かわいいものなのかもしれません。
