週末の金・土・日曜日は様子を見ながらナイトカフェ形式で営業をしておりますエカマイのカラオケスナック「アイーン」です。
ニュースでは、タイの当局がコロナの規制を緩和するという報道がでました。
まず、現在、レストランなどの一般飲食店でのアルコール飲料の提供は21時までとなっていますが、2022年1月24日からは23時までと提供時間が延長されます。
そして、2月1日からは海外からの旅行者の強制隔離検疫がなくなり、検疫隔離期間なしでタイ入国を認める制度「テスト・アンド・ゴー」の申請受付を再開します。タイ当局はオミクロン株による感染拡大が落ち着き、早期に減少に転じると予測したから、と説明しているようですが、実際は、新規感染者数は一日当たりまだ7000~8000人台で推移しています。
本音は、2月1日からの春節(中国正月)による中国からの観光客のチャイナマネーをターゲットにしている、といったところでしょう。経済が回るのはよいとして、2月後半以降、また感染者数が増えそうで心配です。
2月は中国では春節、日本では節分などがあって縁起の良い儀式がある月ですが、タイでは縁起の良い時期についてはどういう考え方なのでしょうか?
「アイーン」や姉妹店の女の子たちに聞いてみました。 タイはラッキーの月とか年とかあるの? アンラッキーは?
「タンブンするは、いつでもラッキーです。」
「わたし、足、壁にぶつかるだからアンラッキーな。」
…いや、そういう個人的なことではなくて、今年はラッキーだよとか、今月はアンラッキーだよというやつなんですが…。
「わたし、25歳ですから、アンラッキーのピー(年)ですから」
気になることを言う娘がいました。
なんでも、タイには1年間、気をつけなければならない年があるそうで、基本的には、19歳、29歳、39歳、49歳、59歳…と9のつく年齢になる年は、よくない事が起きるとされているそうです。これは日本でいう“厄年”と同じようなことですね。
タイでは9というのはラッキーナンバーとされていて、本来は良い数字なのですが、霊的なパワーが強すぎる数字なので一般の人にとっては波乱が起きる年になる、という考え方のようです。
この9のつく年を“ピークロッラーイ”というそうです。日本の厄年と違って男女の区別はなくどちらでもこの年はよくないそうです。
そして、タイで特に運気に気をつけないといけない年が、25歳になる年なのです。この年だけは9がつかないですが“厄のパワー”がとても強いそうです。この年のことを“ベンジャペート”といいます。日本でいうと“本厄”の年みたいなものでしょうか。
このベンジャペートの年は、転職をしたり結婚をするなど大きな動きをすると失敗すると古くから言われているそうで、なるべく悪いことが起こらないようにするためにお寺に行って厄払いをするという風習があるようです。
「わたし、ハッピーニューイヤーのとき、9、お寺行くです。」
なんと25歳の厄払いをするには9カ所のお寺を1日で周ってお祈りをするとよいとされていて、この娘は今年の正月に頑張って9カ所のお寺を巡って礼拝に行ってきたそうです。
厄年を9のパワーで封じ込める、ということでしょうか。文化の違いというのはおもしろいですね。
ご利益はどうなのでしょうか? いいことあった?ときくと「まだわからないですー。」とのこと。でも、それだけ頑張ったなら、9のパワーのおかげでラッキーになれるといいですね。
今年はコロナも落ち着いて、良い年にしていきたいものです。
週末は「アイーン」ならびに姉妹店へ是非お越しください。
運気の上がった“あげまん娘”たちとふれあえばきっと、ハッピーになれるはずですよ。