
バンコクのエカマイのカラオケスネック「アイーン」です。
タイでは最近、コロナこそ落ち着いていますが、半グレ若者の銃撃戦が起きたり、高速道路からコンクリート片が落ちてくるなど、物騒なことが続いています。
タイでは自分の身を守るということに意識的にならないといけないでしょう。
今日は、タイで身を守る方法について、サル痘編と銃犯罪編についてお伝えします。
サル痘は感染が防ぎやすい
タイで3人目のサル痘患者が発見されました。
感染者は7月18日にプーケットに到着した25歳のドイツ人男性で、タイ入国前に感染したと考えられています。症状は、発熱、リンパ節の腫れ、性器周辺の発疹だそうです。
サル痘は、感染力は強くなく、感染者との性行為などの密接や、感染者が使用した寝具を使うなど濃厚な接触の場合に感染しやすいことがわかっています。
もし、タイの性的サービスをする店で感染者が出るようなことがあれば一気に広がる可能性がありますが、そうでない限りは現時点で対処できることは、不衛生なホテルを利用しないとか、タイ以外の外国人など不特定多数の相手と性交渉しないことで防げそうです。
タイでよくある銃乱射や銃撃戦に遭ったら
8月4日深夜、タイ北東部ウボンラチャターニー県にあるBig-cの駐車場で、若者たちの2グループが銃撃戦を繰り広げて2名死亡、7名が負傷する事件がありました。
この若者たちは敵対する半グレ集団で、紛争の話しあいをしていたが、こじれて銃撃戦になったそうです。これがその集団ですが、武器がギャングというより山岳ゲリラ兵です。タイの裏社会にはこういう連中がいるわけです。タイでは銃の所持は許可制ですが、規制が甘すぎて無資格の人や違法な銃器も簡単に手に入るため、銃犯罪がよくおきます。
もし、銃撃戦や乱射が起きたら、銃犯罪大国アメリカの国土安全保障省作成マニュアルによると以下のことが重要だそうです。
・まず、現場を離れて逃げる。周りが逃げなくても自分だけでも逃げる
・荷物があればおいて逃げる
・エレベーターは使わない。ただし、これはまだ犯人が遠くにいたり、自分の周囲に人が多い場合の措置です。
乱射事件の場合は、犯人の目についた人から撃たれていきます。その時点であれば、犯人から遠くなればなるほど狙われる可能性を下げられます。
以前、タイのナコンラチャシマで起きた乱射事件では犯人が軍人の射撃のプロで、周囲の人の頭を次々に狙って撃っていきましたが、当然、視界に入っていなければ撃てません。
・どうしても逃げることができなければ、身を隠す
・携帯電話をマナーモードにする。
・犯人が近づけないようにバリケードを作る
・隠れたら物音を出さず、動かない。
・部屋に隠れた場合はドアから離れる
・床にうつぶせになる
建物の中にいて、犯人が出口側にいるなどで逃げられない場合は、身を隠すしかありません。
心配した知人からの電話が鳴ることで犯人に見つかってしまったというケースもよくあるそうです。電話は音が出ないようにしましょう。通話や撮影するのはもってのほかです。床にうつ伏せになれば、乱射に当たりにくくなるのと、死んでいると誤解させることにもつながります。また、内臓を保護できます。アメリカの学校の乱射事件では隣の人の流した血を自分の顔に塗りたくって、犯人の目をごまかして助かった人もいます。
・警察が来たら、常に両手をみせ、動かない
・銃撃戦になったら地面に伏せ動かない
・犯人を指さしたり叫んではいけない
警察が到着するなどして銃撃戦が始まったら、犯人・警察の双方から撃たれないように、動かないことが鉄則だそうです。
また、マニュアルでは最悪の場合は戦え!とも書いてありますが、マシンガンを持った相手に丸腰で挑むのは特殊な人にしか無理なような気がします。でももうひとつ、普段からもし銃犯罪にまきこまれたらどう逃げるか、についてシミュレーションすることも大事だとしていて、これは確かに重要かと感じます。
銃犯罪、強盗、火災、溺れる、交通事故…海外生活では気をつけないとことだらけですが、たしかに普段から少しでも対策を考えておけば、いざというときに動きやすくなるかもしれないです。