金曜日、土曜日、そして日曜日の週末限定でナイトカフェ形式で営業をしているエカマイのカラオケスナック「アイーン」です。
先月21日に信号のない横断歩道を渡っていた女性医師が、非番の警官が運転する大型バイクにはねられ死亡した事故を受け、バンコクでは、横断歩道が赤く塗られたり、信号のない横断歩道に押ボタン式信号機を設置するなど安全対策が始まっています。たしかに、当店「アイーン」があるスクンビットエリアでも、大きな道路なのに信号が無かったり、危険な運転をするバイクをよく見かけたりします。
ドリフの有名コント張りに、車が家に突っ込むことも日常茶飯事のタイ。“タイで気をつけたい、交通マナーあるある”についてまとめてみました。どうか皆さまは安全にお気を付けください。
タイで気をつけたい交通マナーあるある現象
逆走や歩道走行…バイクが自由過ぎる
渋滞が多いからという理由でバイクのすりぬけが大目に見られていますが、反対車線へオーバーして進むバイクは時々いますし、歩道を結構なスピードで走る人もいて危険です。ノーヘルや三人乗り、バイクタクシーの女性の横のりなど、タイのバイクは自由過ぎます。
歩道を歩いている時でも、お気を付けください。
赤信号でも左折可能な交通ルールはこわい
タイでは交差点で、赤信号でも左折の場合は可能となっています。
アメリカでは赤信号でも場合により右折可能となっています。アメリカの場合は右側通行ですので、左右反転させるとタイと同じということになります。おそらくこのルールをタイでも導入したものと想像されます。
横断歩道を渡る際、日本の感覚だと、斜め後方から右折して交差点に入ってくる車が横断中の歩行者に近づくわけですが、この場合は交差点で右折をしきってから横断歩道に近づいてくるので減速されていますが、タイの交通ルールの場合は、横断歩道を突きってから左折をするわけですから減速前のスピードの車が横断歩道へ突っ込んできます。これも危険な点です。よそ見したらあぶないですよ!
飲酒運転の取り締まりが甘い
一応、飲酒運転はタイでも禁じられてはいますが、事故を起こさなければ1~2万バーツ程度の罰金ですみ、免許取り消し処分がないのです。罰金は“交渉”で値下げもあるようです。罰金なのに値下げができるということはどういう意味か…!? とにかくこういう事情なので飲酒運転は減りません。このように「酒を飲んだらスピードを出さないようにしよう」という看板が出るくらいなので、根本的にタイでは飲酒運転への認識が甘すぎるということは、理解していた方が良いです。
車やバイクの騒音がうるさすぎる
整備不良やバイクの改造マフラーなどはタイでは全然取り締まられません。
だから道路の近くに住むと、バイクや車の爆音がひどいものです。タイの人は道路の騒音は気にしないものなのでしょうか?
急発進・急な飛びだし
横断歩道の歩行者信号は青が点滅したりしないで急に赤になるので、横断歩道を渡っていると急に車が発進しだします。タイのドライバーは発車することに関してはとても行動が早く、信号が変わると間髪入れずに動き出すのでひかれそうになります。
駐車場などから道路へ出る際も、一時停止しないで一気に歩道を突っ切ってきます。
歩行者より自動車が優先
歩行者優先という概念はありません。おそらくタイの伝統的な階級意識も影響しているようですが明らかに車の立場が上です。(昔は車に乗っているのはお金持ちや有力者だったからだと思われる)
歩行者が横断歩道なのに遠慮しながら停まった車に対して頭を下げて道を横断している様子を見ると、とても象徴的だと思います。
高級車が傍若無人
先ほどの「階級意識」は現在でも残っていて、高級車だと猛スピードで飛ばしたり割込みなど強引な運転が目立つ傾向があります。しかも道路で交通違反を監視している警察も、高級車の交通違反は目をつぶる傾向があるので困ったものです。
タクシーやバスの車内は生活感がありすぎ
路線バスでは、大音量でタイ演歌を流していたり、車掌のおばちゃんが弁当を食べています。タクシーでは、このようにバックミラーにお守りをつけすぎて、前が見えなくて危ないだろう!という車もあります。この程度ならタイらしくていいかもという感じもしますが安全運転だけは譲らないでほしいです。
最近、交通違反を見つけて通報すれば賞金が出るという制度が始まりましたが、たしかにそこまでやらないとなかなか交通マナーは改善されなさそうです。我々はバンコク滞在中に事故に巻き込まれないように、警戒心をもって道を歩くしかないです。もしお酒を飲んで帰る時は、当店の女の子による安全エスコートサービスもご利用ください↓