エカマイにあるホルモン焼・カラオケスナック「アイーン」です。第Ⅰ部18時~21時はホルモン焼き店として、第Ⅱ部21時以降は通常のスナックとして営業しています。
7月27日、パトゥムターニー県で14歳の娘の16歳の彼氏に暴行して怪我をさせたとして、継父である27歳の男が逮捕されるという出来事がありました。
ある日の放課後、ショッピングモールにいる娘を父親が迎えに行ったところ、駐車場で娘と彼氏が抱き合っていました。それを目にした父親は怒り、彼氏につかみかかると、殴ったり、蹴ったりする暴行を加えました。被害届が出たため27日になって警察は暴行容疑で、この継父を逮捕しました。
奇しくも逮捕当日はこの父親の誕生日だったそうで、取り調べ室に家族が誕生日ケーキを持って面会に訪れ、娘は「私のせいでお父さんが捕まってしまってごめんなさい」と泣いて謝ったのだそうです。
皆様が父親の立場だったら、この事件、どう感じますか?
タイの親子関係は
タイ人は家族の団結が強いというイメージがあります。
実際にタイと日本を比較した文化人類学的なデータもあります。調査によると家族で夕食をとる回数は日本では週に平均4.4回であるのに対しタイでは週に6.3回だそうです。
また、家族で出かけたり一緒に過ごす日数については、日本が平均週2.5日であるのに対して、タイでは週5.8日なのだそうです。週6ということは要するにほぼ毎日です。
皆様のオフィスのタイ人スタッフは会社から帰った後は必ず家族と過ごしたり遠距離の場合は電話などで話す時間があるということなのです。こうした背景を考えると、残業などをさせたときにそのスタッフの心の中がどうなっているか、ということは想像ができると思います。
素敵な“お母さん”の出来事
タイでは父親が学校行事に参加する率が少なくないそうです。
これは昨年、カンペーンペット県で行われた、母の日(8月12日)のイベントでの出来事です。タイでは母の日には学校に母親を招き、自分の親に感謝を表現するセレモニーがあります。
クリームちゃんという中学3年生の女の子には両親がいなく、男性教師であるプラチャヤットディーブ氏が彼女をひきとって、シングルファーザーとして育てていました。
母の日のイベントの日を迎えましたが、クリームちゃんには招くお母さんがいません。そこでプラチャヤットディーブさんは、一計を案じ、ワンピースを着てかつらを被って女装し、「お母さん」として学校へ行ったのです。
クリームちゃんは、そんな義父の行動にドン引きしたり恥ずかしがることもせず、抱きついて感謝の意を示し、そんな写真を投稿したSNS上で「うちのお父さんはとても美人で可愛いです。」と語ったのでした。
いい話ですね。
タイっ娘はファザコンが多い!?
日本だとこの年頃の女の子は父親を避けたり衝突したりするものですが、タイではお父さん大好き、という娘の方が多いようです。バンコクの街角でも十代の多感な頃のはずの娘が父親と手をつないで歩いていたりするのをよく見かけて驚きます。
タイ女性は交際したり結婚する相手との年の差を気にしない傾向があります。
20歳も離れた日本人と付き合っているタイっ娘もよく目にするので、これはなぜだろうと思っていました。必ずしも経済的な理由だけではなさそうなケースもあります。どういう理由なのか?
これは、要するに潜在的なファザコンなのでは?という仮説で考えると腑に落ちる気がするのです。
さらにそれを後押ししていると考えられるのが、タイの離婚率・シングルマザー率の異常な高さです。家族との絆が強い文化なのに、父親不在で育つ人も少なくない・・・
カラオケなどにいる娘で妙に年上のお客さんとも抵抗なく仲良くなっている娘に家族構成をそれとなく聞いてみると「お父さんいないです」という娘が多い印象があるのです。だからだいぶ年上の男性を無意識に求めているのでは・・・
バンコクの夜は、こんなことがあるかも?
すみません、これは確かなエビデンスのある話ではないので酒のつまみ話として受け止めていただきたいのですが、だけど一理ある気がしませんか?
今晩はタイっ娘に父親のような大人の包容力で迫ってみると、相手の目の色が変わってくるかもしれませんよ。