カラオケ嬢らが路上でバトル!
バンコクの南東にあるシラチャで、ホステスたちの大乱闘騒ぎがありました。
シラチャの繁華街には日本人向けカラオケが並ぶエリアがあるのですが、こちらでは普段から、路上に並んで客引きをしているカラオケ嬢たちが日本人客の取り合いをしており、度々口論を行っていたそうです。
このような不穏な状況のなか、24日の夜8時頃、ついに大乱闘へ発展したのです。
頭に血が上ったカラオケ嬢は、抗争相手の嬢につかみかかり、蹴りをいれる嬢、どこかに落ちていた板を持ち上げて相手に襲い掛かる者も登場し、路上で十数人のホステスらが乱闘を続けました。
途中で、繁華街を訪れた日本人男性らも止めに入ったようで、大変な騒ぎになり撮影された動画はテレビでも放映されました。
タイ人が抗争で群れる理由
日本人同士のケンカだと、ヤンキー同士のタイマンや、古くは昔の武士の一騎うちなど、一対一の戦いが格好良く、多数で一人を襲うのは卑怯であるという価値観があります。
時代劇ドラマでも「助太刀無用!」などと発言する場面がよくありますね。
でもタイは家族や地域のつながりなどを大事にするというグループ意識が強い文化なので、仲間がやられているときに戦いに加わらないのはダメなこと、という価値観があるそうです。だから大勢で少数の相手をボコボコにするということがよくあります。むしろ、仲間を助けないことの方が卑怯、というような考えなのです。
タイの職業訓練学校は抗争で有名
群れるといえば、タイには職業訓練校โรงเรียนอาชีวศึกษา(ローンリアン・アチープ)という学校があります。
タイで15歳で中学校を卒業したあと、合計で5年間通う学校です。
日本でいうと商業・工業高校と高専を合わせたようなものでしょうか。
これが、言葉は悪いですが、普通高校に進学できない生徒が行くような位置づけなので結構ガラの悪い学校が多いのです。
時々ニュースになりますが、学校ごとに抗争を繰り広げることが多く、路上や駅などで集団でケンカしています。なんでもありのタイなので、ナイフどころか、拳銃や手りゅう弾も使われることがあるそうで、タイ人の間でもとても評判が悪いです。
タイのヤンキー女子高生
学校によりデザインは異なりますが生徒はブレザー風の制服です。女生徒は大きな胸リボンをつけていたりネクタイ着用をしています。バンコクの街中でこのような格好の女の子をみたことがありませんか?会社員にしては若いし、でもたいてい派手な化粧をして、高校生や大学生にも見えないし、何者なんだろう?と思ったことがある人もいるかもしれませんが、これが職業訓練校の女生徒なのです。
もちろん真面目な娘も多いですが、ヤンキー率が高いとか。
未成年なのに制服姿で堂々と路上でタバコを吸っていたりもするので、同世代の女の子とはちょっと違った雰囲気です。
タイ人女性は気の強い娘も多いので、喧嘩になると実力行使にでる娘もいます。
皆さんのタイ人彼女が、元ヤンだった場合はとくに気をつけてください。