エカマイにあるホルモン焼・カラオケスナック「アイーン」です。第Ⅰ部18時~21時はホルモン焼き店として、第Ⅱ部21時以降は通常のスナックとして営業しています。
6月のタイの夜の世界は、未成年者事件の摘発が相次いでいます。話題をみてみましょう。
夜遅くに未成年者65人のパブ摘発
6月8日、パトゥムタニ県ランシットの有名大学に隣接するパブ「Flip Rangsit 」に警察当局の抜き打ち捜査が行われ、不法行為がいくつかあるとして摘発が行われました。
タイ中央捜査局 (CIB)によると、この店は営業が許可されている時間外に営業をしていて未成年者も出入りしているという情報が寄せられていたため立ち入り検査したところ、禁止時間での営業とアルコール飲料の提供が認められ、店内に未成年者65人がいるのが発見されました。この結果、パブの所有者の男(28歳)が無許可営業などの容疑で逮捕されました。
パトゥムタニ県といえばバンコクのすぐ北に隣接する県です。
このランシットのパブ「Flip Rangsit 」を地図で調べてみると、ドンムアン空港の近くでした。パトゥムタニ県といってもバンコクとの県境から800mほどだけ入った場所なのでほとんどバンコクです。
たしかにすぐ横に大学のキャンパスがあります。ランシット大学です。
店内にいた未成年者たちが全員そうだとは報道では触れられていませんでしたが、場所柄、ランシット大学の18歳や19歳の学生の可能性は高いです。
日本の大学の新歓コンパなどを考えると、大学生の飲酒くらいは大目に見ても・・・という感じですが、よくない店で夜遊びしたということで捜査の“巻き添え”を食ってしまいました。
現役女子高生の売春カラオケ摘発
12日夜、バンコクの川向こうにあるダーオカノン地区で、未成年者らに売春をさせていたとして、ローカルカラオケ店が摘発されました。
情報提供を受け、警察当局が営業中のカラオケ店に潜入捜査に入ったところ、店内には未成年の女性が4名いました。秘密捜査官が店内で飲食した後、連れ出しペイバーができるかを確認し、実際に可能だったため、店の46歳の経営者とスタッフを売春の共謀で逮捕しました。
女性の中には学校に通う現役女子高生もいたそうで、お客らと売春をしていたそうです。
ダーオカノン地区とはチャオプラヤ川の西側、トンブリーの南の方にあるエリアで、完全に地元ローカルの店です。
借金で縛り15歳少女をホステスに
13日夜には、バンコクのバーンケーン区アヌサワリのラプラオ通りにある「Rad Karaoke」が摘発されました。この捜査は人身売買などを監視するイマヌエル財団タイランドの調査・要請によるもので、警察当局が店に突入したところ、店内に15歳の少女2人と16歳のトランスジェンダー少女1人がホステスとしていることが判明しました。調査によると、少女の一人は病気の母親の治療費を得るために、店のオーナーに借金をしていました。店のオーナーは借金に対し1日あたり10%の利息を請求していたそうです。
“トイチ”どころか1日1割とは、明らかに返せない額で、店で長く働かせるためのものと考えられます。あくどい話です。