ソンクランということでカラオケやバーなどの夜の店は正月休みの所が多いです。ソンクラン直前、未成年者に関わる摘発が相次いでいます。主なニュースをみてみましょう。
客が減ったため16歳少女らを使ったカラオケ
4月6日、サムットプラカーン県にあるカラオケクラブが摘発され、タイ人オーナー(50歳)が逮捕されました。
この店で18歳未満の少女が接客しているという情報が寄せられ、警察が突入しました。
店内では、16歳と17歳の少女2人が飲酒・接客していました。しかも無許可営業だったそうです。
取り調べに対し、逮捕されたオーナーは「2年ほど前から店を開いていたが、まだ許可申請をしていなかった。2023年末頃、客が減っていたので未成年者を入店させて客寄せをしていた。」と供述しています。
無許可営業の大型パブを摘発
4月11日、タイ中部にあるナコンパトム県にある大型パブに強制捜査が入り、摘発が行われました。
この店はチャンタラカームピタック通りという繁華街にあり地元では有名で大きな店舗だったそうです。営業許可時間が過ぎた午前1時、見回りの警察が突入、店内には300人のお客がいましたが、未成年者が6名いたそうです。営業許可もとっていなかったことが判明し、24才の店長が逮捕されました。
これはタイでよくあるローカルの夜の遊興施設で、広いフロアで飲んだりダンスをするという店です。法律で20歳未満の入店は禁じられています。しかし、300人入るとは、かなりの大箱だと思いますが、そんなに目立つ店なのに無許可営業とは大胆です。
おとり捜査でペイバーした少女は17歳
ソンクラン前夜の12日には、タイ東部のチョンブリ県のアマタナコン工業団地近くにあるカラオケ店に警察当局の捜査が入り、ホステスとして働いていた18歳未満の少女5人が発見されました。
警察はこの店で未成年者が接客と売春をしているという情報を得て内偵を続けていました。
私服捜査官がお客のふりをして入店、17歳の少女をペイバーしてホテルへ連れ出しした段階で売春行為があるという証拠が固められました。
店内捜索を行ったところ、他にも18歳未満のカラオケ嬢が4人発見されました。
この店では、ペイバー代金が1000バーツ・女の子への支払い分が2000バーツで未成年売春を行っていました。また店自体も無許可営業だったとのことです。
例年ソンクラン前後は警察当局による夜の街への取り締まりが強化されます。
また、ソンクラン中は多くの水商売や風俗嬢が帰省するため、普段使わないような未成年者を使う店も時々現れます。
知らないでお客として入った店で、相手のホステスが18歳未満だった場合は、お客には責任はありませんがいろいろと事情を聞かれる羽目になります。
ペイバーしてしまった場合、タイの法律では18歳未満の人と金銭を介した性関係をもつことは違法ですので処罰されます。
怪しい店には行かないようお気をつけください。