トンロー・エカマイエリアのカラオケ・スナックバー「アイーン」です。
そろそろ年末が近づいてきました。忘年会シーズンということで、外での飲食が増える時期です。
食べ歩きでこわいのが、口のトラブルです。普段食べないものを食べていて、歯の詰め物が取れてしまったとか、差し歯に違和感が出た、などということがあると、海外であるタイでは困ったことになります。
今日は、バンコクの歯医者事情について、タイの美人歯科医さんたちと一緒にみていきましょう。
なぜ、会社の総務はタイでの歯科の利用にうるさい?
なんで歯科医とか歯科衛生士って、こんなに、魅力的なんでしょうか。
タイ語で歯医者のことを、
หมอฟัน 【mɔ̌ɔ fan】モーファン といいます。
皆様の会社では、タイの歯科受診は保険上どのような扱いになっていますか?
回数や治療内容によって、「書面を再提出してください」「これはダメです」などとちょっとうるさく会社の総務や保険会社から言われた経験がある方もおられるのではないでしょうか?
これには、日本特有の歯科の制度が関係しています。
日本の歯医者といえば、「銀歯」です。金銀パラジウム合金と呼ばれるもので、日本では長く使われてきました。原料が安価なので日本の健康保険制度で採用されたからです。
ところが日本の健康保険制度は世界のなかで特殊です。
利用者3割負担というのはとても手厚い制度ですが、安くて特定の治療法しか保険で認められないため、医師の話だと世界で出てきた新しい医療技術や治療薬が試せず日本だけ古い治療が続けられるという問題点があるそうです。
歯科の分野ではまさにこの「銀歯」が“ガラパゴス”にあたるわけです。
タイではすべてが自由診療なので、わざわざ旧式の銀歯なんか使う歯科はありません。このため、日本の保険制度や海外旅行保険では、網羅できないということになり、会社の規定で「タイでの歯科利用は自己負担」とか「カルテに詰め物の原料を書いてもらってください」などとうるさく保険会社に言われてしまうので、そのような方針にしている企業もあるのです。
一部、保険会社と特約を結び銀歯以外も保険対象にしているケースもありますが、当然企業が納める保険料は高額になってしまいます。
タイでは歯科医が大人気
タイでは親が子どもにならせたい職業の1位に弁護士と並んでランクインするのが歯科医です。もちろん高収入だからですが、歯の矯正やホワイトニングなどの需要が多く街なかに歯科クリニックが珍しくないので親しみやすいからということもあります。
美人すぎる歯科医は“東大”出
この歯科医さんはトーイ先生です。美人すぎる歯科医としてタイのメディアを騒がせた人です。彼女は父親、祖父母は医師という医者の一族で育ちました。
彼女は大学の会計学部を受験しましたが、途中で“理転”して、タイの最高峰チュラロンコン大学の歯学部に進みました。やはり医師の家系の血が騒いだのでしょうか。
オフタイムはこのような感じです。女優さんかモデルみたいです。この美貌で日本でいえば東大医学部卒です。本当にすごいですね。天は二物を与えずというのは、たぶん迷信でしょう。
浴衣を着たトーイ先生。もう、こんなの反則です。
こんな素敵な先生たちに会えるなら、口の中に不具合が出たら、一時帰国まで待たなくても、バンコクの歯医者に行きたくなってきます。
さいごに、口にまつわるタイの格言を見てみましょう。
สวยแต่รูป จูบไม่หอม
スワイ(美しい)・ター(しかし)・ループ(写真)・チュプ(キス)・ミー(持つ)・ホーム(におい)
で、直訳すると、「写真は美しいがキスにはにおいがある」で、
”顔はきれいだけどいい人ではない” とか “見た目だけではだめで、内面からの美しさも伴わないとダメだ”、という意味だそうです。
せめて口臭だけはしないよう、歯石取りにでも行こうかなと思います。