8月も最終日です。日本では台風の激しい風や大雨で被害がでています。
先日、タイバンコクから福岡へ向かったタイエアアジア機が、福岡着陸寸前に強風に見舞われ激しく揺れる出来事がありました。けが人は出ませんでしたが、急激に機体が傾き、機内には悲鳴が飛び交い、泣き出す人も出たそうです。こわいですね。
タイでも8月は夜の業界に暴風が吹き荒れていました。タイの夜遊び飲み屋街で起きた出来事をまとめてみましょう。
サムットプラカーンの未成年カラオケ摘発
14 日、サムットプラカーンにある抱きつきパブが未成年者を使っていた疑いで摘発され店長が逮捕されています。
カラオケパブとして営業しており観光客を対象にしていました。
サービス内容は、席で飲んだり軽食をとっているとセクシーな服装の女性従業員が抱きついてくるのでハグやキスをしたり体を触ることができるというものでした。
大勢でパーティのようなこともできたそうです。
捜索を行ったところ、店自体が無許可営業でありしかも、ホステスのなかに15歳の女の子3人がいて接客していたことがわかりました。
女の子は FacebookなどのSNSで募集されていたそうです。
以前もお伝えしましたがタイの最近のローカルの飲み屋では飲みだけでなく食事ができてホステスが抱きついてくる“抱きつきパブ”が多いようですが、外国人客対象の店も出てきているようです。
大型パブが潰れて給料未払い騒動
29日、タイ北部のウドンタニにある大型有名パブが、経営難で突然閉店しました。
ホールスタッフなど100人前後の従業員は予告なしにその月の給料と職を失うことになりました。
このため、労働保護福祉局に大勢がおしかけ、旧経営陣に対し給与の未払い分と退職金の支払いを求める申し出が行われるという騒ぎになりました。
集まった報道陣に対し、働いていた厨房担当者は、「2年間働いていたのに説明なしに突然閉店された。子どもはまだ1 歳で、年老いた両親に仕送りもしないといけないのに。」と訴えました。また、フロアスタッフの女性は、「美容クリニックで豊胸手術をしたローンがまだ残っており、今仕事がなくなると困る。」とも述べています。タイの法律はどうなっているのでしょうか?訴えを受けた労働保護福祉事務所は、事業閉鎖の場合、120日以上勤務した従業員には勤続年数に応じて退職金の支払が定められており事前通知がない場合は補償も必要であるとしています。
我々が何気なく飲みに行っている飲み屋でも当然、ホステスや裏方スタッフの生活があるわけです。景気が良くなることを祈りたいですね。
東北地方の抱きつきレストラン摘発
25日深夜、タイ東北地方のチャイヤプーン県にあるローカルのレストランパブに警察が捜査に入り摘発が行われました。
店は一般の食事や飲酒フロアのほかVIPルームがあり、この部屋を使う場合はホステスがお客に抱擁やキスなどをしたり、身体にさわらせたりしていました。しかも連れだしサービスもあり売春コースもありました。ドリンク1杯が120バーツで、そのうち50バーツが店、70バーツが女の子の取り分だったそうです。
このなかで、20歳未満のホステス数人が売春を提供していることが発覚し、摘発となりました。店長は、18歳未満の雇用と、15歳から18歳未満の者に売春をさせた罪により逮捕されています。
たしかにレストランのウィトレスとは思えないセクシーさです。
地方の夜遊びの流行や経済事情がみえるようで興味深いニュースでした。