エカマイにあるホルモン焼・カラオケスナック「アイーン」です。第Ⅰ部18時~21時はホルモン焼き店として、第Ⅱ部21時以降は通常のスナックとして営業しています。
タイは地元民・観光客相手のカラオケやバーなど夜の飲食店がたくさんあります。
日本のキャバクラやガールズバーなどでは、女の子が遅刻をしたら罰金、などと厳しいものですが、タイの場合はどうでしょうか?
あるローカルカラオケ店のホステスの女の子たちへの接客ルールが流出し、一般の人たちの間で「こんなに厳しいのか!?」と話題になりました。
みてみましょう。
門外不出!タイのローカルカラオケの掟
今回、女の子の接客ルールが流出したのは、タイの南部にある観光地ホアヒンにあるカラオケクラブです。12箇条あります。ひとつひとつみてみましょう。
その1 お客様と一緒に食事し、多く食べること。お客様が「お腹すいているの?」と言ったら「ここの料理はとてもおいしいから、我慢できません!」と言うこと。そうすれば他のメニューも注文してくれる。
最初から、売り上げを増やすテクニックですね。タイのローカル飲み屋ではお酒のドリンクだけでなく、フードも出されることが多く、それも嬢のポイントになるのです。
その2 カラオケではモーラム(タイの演歌)を歌わないこと。感情的な女だと思われるから。
その3 携帯電話の待ち受け画面やSNSのプロフィール写真でバカンスの時のビキニ姿は禁止。金持ちだと思われるので。あと、子どもの写真も禁止。
その4 帰宅する際は友人と一緒に帰ること。お客様に、彼氏や夫が迎えに来ると思われないこと。
その5 帰宅時間、彼氏や夫を店の前で待たせないこと。店の専用ゾーンを使うこと。また、彼氏の車に同乗して帰らないこと。
女の子のイメージ戦略ですね。ビキニ姿は良さそうな気もしますがこんな深慮遠謀があるとは・・・。でもたしかに男や子どもの影がみえるホステスは、ただ飲むだけでも興ざめですので、この辺は妥当なことかと思います。
その5 お客様が酔ったら、あなたも酔ったふりをする。
その6 お客様が嘔吐した場合は、あなたもその後に嘔吐すること。
これはどういう意図かちょっと不明です。お客と同じペースで酔うことと、あとタイ男性は酒に弱いことを恥と捉える風潮があるので、プライドを傷つけないため、という配慮かもしれません。
その7 仕事の5時間前にはパパイヤサラダ、10時間にはニンニク、梨、ドリアンなどを食べないこと。
その8 お客様が「君は独身?」と尋ねたら、「彼氏がいます。だけど別れる寸前です」と答えること。ただ「独身です」と答えても信じてくれないからである。
でもこのように答えれば、お客様は、別れさせるチャンスだと思って店にたくさん来てくれる。
うわー、すごいテクニックですね。「私、彼氏いないんですー」は日本のキャバ嬢だけでなくタイでも聞き飽きたセリフのようです。それをリアリティある嘘で隠すという技術が人間不信になりそうです。
その9 お客様には、あえて頻繁に来るようには頼まないこと。なるべくお客様が来店する前には連絡をくださいね、と伝えておくこと。これはあなたが他のお客と飲んで接客しているのを見せないためである。
その10 チップは個別に受け取らないこと。どうしても頂く場合は、代わりにお店のチップ箱に入れてもらうこと。
これも高度なテクニックですね。「タイで意外」と言うと怒られてしまいますが、おもてなしの配慮があふれる接客術です。
その11 自分が乗っている車の話題は不用意にしないこと。なぜなら、当店のお客様のほとんどがタクシーでお越しになるから(お客様の車のグレードがわからないので)。あなたのお客様(の経済力)に合わせたバイクに乗っていることにすること。
その12 LINEにナーガなどの神様などの縁起担ぎの写真をアップしないこと。なぜなら、あなたが金のことしか考えていない女だと思われてしまうから。
おすすめは、黒い画面とか悲しい写真に設定して、苦労している女性だと思ってもらうようにすること。
ちょっと黒いテクニックもあります。
神様の写真をSNSにアップロードするのは金運アップのためで、これをやる人は時々いるのですが、お金にがめつい、と思われてしまうことを防ぐためなのですね。
“不幸な女設定”というのもテクニックとしては黒すぎます。
いかがでしたか。これが門外不出のタイローカルパブの掟です。
タイの夜の店は、ノリだけで楽しむ娘が多いイメージですが、一部の店はいろいろ考えマーケティングをしているようです。
今晩は、タイっ娘の接客テクニックに魅了されるか、それとも、あなたのトークテクニックで女の子を返り討ちにして落とせるか、大人の男女の駆け引きを楽しんでみてください。