先日、バンコクのスカイトレイン・ＢＴＳが、混雑する電車に乗る際は髪の長い人は結ぶようにしてください、というお願いを告知しました。
髪の長い人が混む車内で急に振り返るなどすると、近くの他の乗客に当たったり、目や口に入る可能性もあるからだとしています。
そのうち、整列乗車をするようにとか、乗車したら入口に固まらないで奥に詰めるように・・・といったアナウンスがバンコクでも流れる日が来そうです。
「電車にドリアン持ち込み禁止！」という標語を初めて見た時は南国タイらしいなと思ったものです。今後は髪をセットして電車に乗る女性が増えるのでしょうか。
タイの女性はゴージャスな雰囲気の髪型の人が多くてきれいですね。バンコクでみかけるすてきな女性たちの髪型をみてみましょう。
タイ人女性の素敵な髪型図鑑
やはりタイ女性の髪といえば、ロングがきれいな人が多いです。タイでは中学生・高校生時代の女の子はおかっぱ頭かポニーテールと決められていて、髪が長いと学校で先生にハサミで切られるくらい厳しいのだそうです。その反動なのか、大学生以上の大人の女性はロングヘアにしている人が多いですね。何も手を加えないストレートの黒髪ロング、というのは素材だけで勝負している凛とした美しさがあります。
ロングでパーマをあてると色気がでてきます。こんな髪の娘がこちらに顔を近づけてきて「アライナ？（なーに？）」と言ってきたら、こちらの肌にあたる髪の毛の感触が、とても心地よさそうでドキドキします。
黒髪のままでも、重たく野暮ったくならない娘が多いのは南国のぱっちりした顔立ちと、くっきりメイクが髪のボリュームに負けないからなのでしょうか。
一転してボブカット。上記の通り、タイの若い子は中学時代におかっぱ頭を強制されるのですが、タイっ娘によると、先生に怒られない程度に少しでも髪を長くしてささやかな抵抗をするのだそうです。そういうときは、ボブカット気味に少し長めにしたり、髪を内側にカールさせて、おかっぱとお洒落の中間という髪型を狙うのだとか。そういう経験をしてきてショートでも可愛くみせるテクに慣れているので、大学生やＯＬの間でもボブカットが似合う人がいるのです。
ボブカットをもう少し伸ばしてセミロングにしている娘もいます。このくらいの長さ以上だと、ここ10年くらいの日本の女性は若い人も大人もアイドルの影響か、前髪をおろして七・三分け、というヘアスタイルばかりですが、タイの人の場合はおでこを出す人が多いので、大人っぽくみえます。
パーマを入れるとタイの太まゆメイクと合わさって、しっとりしているというか、お洒落なのに、なまめかしい雰囲気が出てくるから不思議です。
冠婚葬祭やフォーマルな場に出席する際の、正装のときの髪型の一パターンです。後ろ髪は巻いて固めてアップにしているのですが、このタイ独特のゴージャス感にはいつも圧倒されますね。着物姿の銀座のママとか、極道の妻みたいな迫力があります。
ロングでカラーリングすると華やかですね。日本だと派手すぎて若いギャル系の人しかなかなかできないですが、タイでは普通です。タイの娘は派手目の色にカラーリングしても田舎ヤンキーみたいにならずちゃんと品のある明るさがでている人が多いように感じます。
長い髪だけではなくショートカットが魅力的な娘もいます。
元気そうでいいですね。明るすぎる太陽の下のバンコクの街角にはこういう髪型の娘が似合う気がします。
タイの場合、いわゆる“トムボーイ”と呼ばれる、女性が好きな男役の女性が時々いて、そういう人の場合は、これよりもっと髪を短くしていたり、サイドを刈り上げていたりします。
いわゆるブレイドというのでしょうか。編み込みですね。ものすごく時間がかかりそうな、凝った編み込みをしているタイ女性もいて、普段は細かいことを気にせず「マイペンライ」と言っているような、のんびりした娘でも、こうした髪型をしている日は気合が入っているなと感じます。
個人的にタイらしくて好きなのが、この髪型です。
おでこを出して髪を真ん中で分け、分けた両側で編み込んだりピン留めして固くまとめ後ろへもっていくスタイルです。後ろ髪は団子にしてネットに入れています。
タイの看護師や接客業など、制服や帽子をかぶるような職業の人がよくしている髪型なので、なんか見たことがあるな、と思う人も多いのではないでしょうか？動き回る仕事の女性が髪が崩れないようにするためのものですが、ネットに大きなリボンもつけている人が多いので機能的な仕事の髪型にちゃっかり可愛いらしさも取り入れている点がタイ女性っぽいのです。
皆さまは、どのようなヘアスタイルのタイ女性が気になるでしょうか？
「きれいな髪のおねえさんは、好きですか？」というＣＭが昔ありましたが、今晩は、髪のきれいな娘と、しっぽり飲んでみてはいかがでしょうか。
