
今年もドリアンとセクシータイっ娘の季節です。
今話題なのがこちらです。なんとタイではドリアンのUFOキャッチャーゲームが登場しました。皆様はドリアンを食べたことがありますか?タイでは4~6月がドリアンの旬の季節です。
例年話題になるのが、エッチなドリアン売りです。なぜか露出の多い服装でドリアンを販売する売り子さんが多いのです。
今年のセクシードリアン売りのタイっ娘たちを見ながらタイのドリアンの豆知識について見てみましょう。
どうしてセクシーなドリアン売りがいるのか。タイではドリアンは「果物の王様」という別名があります。ビタミンB1、葉酸、ナイアシンなど栄養が豊富なため昔の王が強壮剤として食べていたそうです。このため現在でも精力増強のイメージがあるのでセクシーな格好の売り子が宣伝するという習慣があるのです。栄養が豊富だからということもあり、エロパワーがあると考えられていて「天然の媚薬」として食べる人もいるそうです。
ドリアンの花粉は粉状ではなく粘着質です。このため風や小さな昆虫によって運ばれることができません。ドリアンの受粉を多く助けているのは、なんとコウモリだそうです。
コウモリは大きいですが、ドリアンの花の蜜を好むそうで、粘った花粉がコウモリの体に付着することで花粉が運ばれるそうです。
南米では、リュウゼツランというアロエに似た植物が、同じようにコウモリによって花粉が運ばれるそうです。あまりなじみがない植物名ですが、これはテキーラの原料です。
最近、東アジアでドリアンがブームになっている国があるそうです。
それは北朝鮮です。ミサイル発射などでの国連の制裁による輸入規制をかいくぐって秘密裏に輸出されているというニュースがあり、希少なので高級品扱いされているそうです。
金正恩総書記の娘がドリアン好きで、中国経由で数十トンのタイ産のドリアンが輸入されました。昨年のデータでは中国のドリアン総輸入量142万6000トンでしたがそのうち、92万9000トン(65%)がタイ産です。
ドリアンといえば強烈な匂いです。このため、ドリアンが持ち込み禁止になっている所もあります。違反すると罰金もあるので、注意してください。
地下鉄MRT
ドリアン持ち込み禁止と看板があるくらいです。
タクシー
乗車拒否にあいます。下手したら賠償金を請求されるので持ち込みはやめましょう。タイ人は自家用車で買ってきたドリアンを運ぶときでさえ、ビニール袋に入れてドアノブの外にかけて車を走らせるくらいです。
ホテル
大手のホテルなどでは細かい規則の中に、「ドリアンを持ち込んだ場合は罰金」と書かれています。ドリアン本体ではなく、ドリアン入りのアイスをホテルの部屋で食べた日本人宿泊者が、匂いがとれずに罰金を請求されたケースも聞いたことがあります。
タイ航空
飛行機の中(預け入れ荷物でも)も持ち込みは禁止されています。厳重に封をした場合にのみ、預け入れ荷物なら持ち込み可能なようですが厳しいチェックがあります。
そもそも日本では生の果物は植物検疫制度で持ち込みに特別な許可が必要なため、タイからドリアンを運ぶのはめんどうです。お土産用のパッキングされた乾燥ドリアンなら大丈夫なようです。
ドリアンの原産地はマレーシアやボルネオですが、タイでも広く栽培されています。
日本にもドリアンは輸出されていますが、日本では1玉で8,000~9,000円、通販などで500gのカットでも3000円程します。通関手続きや匂い対策の包装などで経費が高いからです。それがタイでは1玉200バーツ前後、1000円未満で買えるのですから、タイにいるうちに1回は食べてみてはいかがでしょうか。