
MRTやBTSでは最近、駅の入り口にあるゲートで荷物チェックをされる確率が増えてきました。全員ではないですが、従来は金属探知機の警報音が鳴っても見向きもしなかった警備員が仕事をするようになっています。ウィグル人強制送還によるテロ警戒と思われます。
そんななか、夜の繁華街の取りしまりが進められています。夜のニュースを見てみましょう。
スクンビット通りで外国人摘発
13日の夜、バンコク首都圏警察の指示でルンピニ警察署と社会福祉省の合同巡回がスクンビット通りで行われました、
物乞いをしていたタイ人男3人、カンボジア人女3人ら10人が逮捕されました。「2016年物乞い規制法」第13条に違反したとして、社会福祉省の保護施設へ移送されたり、罰金刑ののち国外退去処分になりました。
また、スクンビット・ソイ4、ナナエリアで売春や不法就労などに関わっている外国人の摘発が行われタンザニア国籍8人、ベトナム国籍4人、ウズベキスタン国籍1人の13名が逮捕されました。
ナナ、アソークエリアは夜になると肌の露出の多い服装の黒人女性が何をするわけでもなく路上に立ち続けているのをよく見かけます。おそらく立ちんぼだと思っていましたが、やはりそうだったようです。ソンクランが近づいているので当局の見回り・摘発が激しくなってきています。
フルムーンパーティ―で性的暴行
昨晩14日は満月でした。南部パンガン島でフルムーンパーティーが開催されましたが、ドイツ人女性(24歳)が男2人に性的暴行を受けたと警察に通報、警察は監視カメラ映像を調べ容疑者を追っています。
証言によると、ドイツ女性はタイ観光に訪れサムイ島のホテルに滞在中で、当日訪れたパンガン島のバーンタイ地区の岩場で2人に襲われたそうです。
しかしパンガン島のフルムーンパーティといえば、要はドラッグ&乱交パーティとして有名ですから、そんなところへ行って襲われたというのは、危機意識がないだけの気もしますが・・・。
外国人ホステスで摘発キャバクラ
さいごに日本からのニュースです。東京・府中市で2月、キャバクラを営業していた日本人オーナー(78歳)とタイ人店長(60歳)の2人が逮捕されました。
店は「ポコパコピコのがま口」という店名で2017年から営業しており、のべで計430人を雇用してきましたが、その大半が就労資格のないタイ人だったそうです。
オーナーと店長の2人は、日本人女性を集められなかったため、タイからホステスを呼び寄せていた、と供述し容疑を認めています。このオーナーの風貌や「ポコパコピコのがま口」という強烈なインパクトのある店名で、日本ではちょっとした話題になりました。
調べてみると風営法違反での容疑ですが、届け出は食品営業許可で取得していました。つまり、無届店ではなく、飲食店として届け出して実際は接待行為(女の子が横に座りキャバクラのように接客すること。)をしていたということのようです。
7年間で430人ということは1年で61人、1か月5人くらいのペースで採用し続けたわけです。日本を訪れるタイ人は2013年から15日間まではビザなしでの入国が認められていますが、この制度で入国後、不法就労するケースが多いとされています。