
乾季なのに不安定な天気の2月のタイです。
天候の不安定に引きずられてか、怪しげな人たちが摘発されています。最近のタイの夜の事件を見てみましょう。
18歳が運営する売春クラブで死亡事件
17日、違法エスコートクラブの運営者として18歳の女が逮捕されました。エスコート嬢を中国人客へ紹介し、売春を行わせていた疑いです。
発覚のきっかけは10日のバンコクのバンカピエリアのホテルで21歳のタイ人女性アイラダさんが全裸で死亡しているのが発見された事件です。
調べによりアイラダさんはエスコート嬢であり、前夜に37歳の中国人客とホテルで過ごしている間にケタミンなどの薬物を摂取して意識を失い死亡したことがわかりました。これはホテルの監視カメラに残っていた、ホテルへ入る直前の様子です。
このエスコートクラブには 嬢が延べで1000人も在籍していて、4-5時間で6,000バーツというサービス料金で売春をしていたそうです。
この店は、ボーイフレンドに警察官がいるという18歳の女が経営していたようです。このこともあってか死亡事件があった直後はタイ警察はこの事件の情報を伏せていました。被害者アイラダさんの母親らがSNSでこの事件を暴露し騒ぎになったため、警察は捜査を開始し、経営者の18歳女の逮捕となったのです
調べでは、アイラダさんが「お客さんと一緒に違法薬物を摂取しなくちゃだめですか?」と事前に店側に連絡を入れていたのに対し、この経営者の女は「少しなら大丈夫」などと勧めていたそうです。
18歳の女が1000人規模の違法店を一人で運営していたというのも考えにくいので実際は警察官のボーイフレンドが実質的な経営者だった可能性が高く、闇が深そうな事件です。
なおアイラダさんとホテルで過ごしていた中国人客は現在逃亡中です。
プーケットのバーにて不法経営でアメリカ人逮捕
14日の夜、プーケットの旧市街にあるバーで67歳のアメリカ人が外国人事業法違反で逮捕されました。
裁判所は、彼が外国人事業法の第3項で禁止されている事業を許可なく運営していたとして令状を発行しており、彼がよく訪れるバーに突入して身柄を拘束しました。当局は事業違反の具体的な内容を明らかにしていませんが第3項で規制されているのは会計、法律サービス、建設などの分野となっています。タイでは国内の労働者・事業者を守るため、外国資本が参入できる業種に制限をかけており、制限業種の事業を行う場合は特別な申請と許可が必要としています。
スカート盗撮犯逮捕、SNSで販売目的
16日、バンコクのラジャマンガラスタジアムで開催されていたコンサート会場前で、中国人女性のスカートの中を盗撮しようとしたとして、ウドンターニ県の26歳の男が逮捕されました。
容疑者は動画撮影状態のスマートフォン入れた紙袋を、女性のスカートの下に差し込み撮影しようとしていたということです。女性が気付がついて騒ぎになり警備員が駆け付け取り押さえられました。
供述によると、男は盗撮映像をSNS上で販売していたということで余罪を調べられています。