タイには日本同様にコンビニエンスストアがたくさんあります。そのなかでもセブンイレブンの数はとても多いです。カラオケや居酒屋で飲んだ帰り、ミネラルウォーターや軽食を買いについつい寄ってしまいますね。
タイのセブンイレブンは日本とはどう違うのでしょうか。セブンイレブンで働く美人の店員さんの制服姿をみながら、タイのセブンイレブンについて調べていきましょう。
タイのセブンイレブンの美人店員 制服図鑑
素敵なスタッフですね。
タイのセブンイレブンの制服は、このように、緑色の縦じまシャツです。胸にセブンイレブンのマークが入っています。南国だから半袖です。薄い生地のシャツなので、ときどきブラジャーが透けているセクシーな店員さんもいてドキドキします。タイにはセブンイレブンは、何店あるのでしょうか?
2022 年の第 1 四半期末(6月末)までに合計 119 の新店舗がオープンし、タイ全国で合計 13,253 店舗となりました。
セブンイレブンは世界で7万店舗あって、タイでの店舗数は日本の21,372店(2022年8月現在)に次ぐ世界第二位です。タイのセブンイレブンの多さがわかります。タイにセブンイレブンが進出したのは1989年のことです。日本のセブンイレブン本社はタイでの展開は完全にタイの財閥CPグループに任せています。このため、配送センターやシステムの充実に潤沢な資金を投入することができ、破竹の勢いで増えていきました。
自由なので勤務中に可愛い顔して自撮りしても誰も怒りません。日本のコンビニは、基本的にはフランチャイズ式で、オーナーがロイヤリティーを払うことでノウハウや商品の供給を得るシステムです。
タイのセブンイレブンの場合は、エリアライセンシーで運営しています。エリアごとに「名前貸し」に近い状態で裁量に任せるという形態です。
このため本部の制約はゆるめで、エリアごとに独自商品を自己判断で出せます。この傾向はライバルのファミマが顕著で、スイカや野菜を置いている店舗もあります。
裁量に任せられていて制約がゆるいため、このように薬局と提携して薬コーナーを併設している店舗もよくあります。本格的な薬も置いてあるので一般の薬局が閉店した夜間には便利です。ソイカウボーイやタニヤ付近の夜の繁華街の店舗には、目立つところにコンドームやローション、タイの土産物なども売られていて観光客が女の子を連れ出した時などに便利な、地域の特性に合わせた品ぞろえです。
セブンイレブンのパートスタッフの給料は、1日8時間労働で日給353バーツです。タイの労働者の日給のモデルケースのようになっていて、「給料はセブンと同じくらい…」とたとえで使うタイ人もいます。
タイで働く人はほとんどがそうですが、会社や店舗で制服を着替える習慣がないので、セブンイレブンの制服のままBTSやバイクに乗って通勤してきます。
仕事終わりのセブンスタッフの女の子たちが、路上の屋台で焼き鳥を食べていたのを見た時、みんな制服姿で動き回っていたので、タイのセブンはついに焼き鳥屋まで始めたのかと思ってしまったことがあります。
2022年上半期データだと、タイのセブンイレブンは1 店舗あたり 1 日平均 805 人が利用者となり、1店舗あたり 1 日の平均売上高は 65,928 バーツ(約25万円)だそうです。
タイの人の生活に相当食い込んでいる存在ですね。豆から挽いたコーヒーをその場で作ってくれる店もあって下手なカフェで持ち帰るよりおいしいです。
タイのコンビニはセブンイレブンの独り勝ちです。13,000店舗を誇るセブンイレブンに対して二位のファミリーマートはタイ全土で1,200店舗前後です。三位のローソンは200店に満たないので地元コンビニの「108」を吸収したりして必死に追走していますが、現在はBTSの構内のキオスクのような売店としての地位を得ることで住み分けを図っています。まだまだコンビニが少ない、東南アジアの他国、たとえばカンボジアとか、ラオス、ベトナムの地方などへ行くと、ちょっとした水を買いたい時やお金を買い物で崩したい時など、タイのコンビニの便利さを痛感します。
入口で犬が涼んでいたり、店舗の前で全然関係ない屋台が営業していたりとタイのコンビニの自由さはおもしろいです。それでもタイ全土に一定の品質のサービスを広げたというのは見事です。タイでのビジネスではがちがちに統制しすぎないで裁量に任せるというのが上手くいくという好例だと感じます。タイではかなりの田舎にもあるセブンイレブンですが、それだけタイの生活や文化に溶け込んだということなのでしょう。