エカマイのカラオケスナック「アイーン」です。祝日の連休ということで、お盆休みを楽しまれている方も多いことでしょう。
休みは、普段は行かない大きなイベント会場や、ショーパブなどに出かけるという人もいるかと思いますが、このような事件がありました。
先週8月6日、コンケーンのパブ「スックサン・コンケーン」のステージにあがってパフォーマンスをしていたDJの愛称ノンオイルさん(25歳)が全裸になり、警察から罰金刑を食らう事件がありました。
ノンオイルさんは、ステージに上がったときは泥酔しており、ブラジャーやパンツを脱いで踊りだし、観客によって様子を撮影されてSNSで拡散されたため批判が集まったのだそうです罰金は5,000バーツでした。
どうしてDJが裸になったのか?
ここで気になるのは、いくら酔っていたとはいえDJがなぜステージに上がって裸になったのか?ということです。
タイでは、販促イベントなどでセクシーな衣装を着てマイクパフォーマンスをしたり、ダンスをしたりする、お色気担当の女性がいます。
こういった仕事は、一般的に「プリティー」とか「モデリング(モデル)」、「MC」といわれています。日本でいうと、イベントコンパニオンのような存在です。
仕事や現場は幅広くて、モーターショーなどでセクシーな格好で立っていたり、セブンイレブンなどの店頭でミニスカートの制服を着てジュース飲料の試供品を配ったり、デパートなどで商品説明のキャンペーンの司会をしたりします。司会がメインの娘は「MC」と名乗ったり、音楽イベントが多い娘の場合は「DJ」と呼ばれたりするので、おそらくこのノンオイルさんも、普段の活動写真を見る分に、本業はセクシーモデルの人だったのだろうと思われます。今回は酔ってサービスしすぎてしまったのでしょう。
もちろん、本物の専門職のDJやMCという人もいることはいますが、たいていは自称「DJ」で、選曲やミキサーなどの機材操作に長けているわけではなく、音楽イベントに登場して、セクシーダンスで盛り上げるお色気担当ということでしょう。
いろいろな場所で活躍するプリティーたち
こちらは、先日、ホームセンターのなかで行われた、商品のバスタブをアピールするために、女性がセクシー衣装でバスタブに入って体を洗うという販促パフォーマンスです。この女性もモデル事務所から派遣されてきたプリティーやモデルです。ストリップ劇場のお風呂ショーとか、カトちゃんのちょっとだけよーみたいなことを、堂々とホームセンターでやるというのは、おおらかな文化だと思います。
なかには、カラオケやバーの客寄せ担当として、特定の日だけプリティーを使う店もあります。ホステスが少ないオープンしたての店が使う宣伝手法です。
派遣プリティーといって、タイの富裕層が自宅でパーティーをするときにコンパニオンを招いて一緒にパーティーをするというものがあります。場合によっては売春まがいのことが行われることもあり、デリヘルの役目を担っている場合もあるのです。
タイのモデル事務所の宣材写真
タイではソフトなものからハードなものまでプリティーが色々な所で活躍しています。モデル事務所では、このようなモデルプロフィールの宣材を持っていて、依頼に応じてコンパニオンを提案し派遣します。皆さまの会社で何か販促や商品説明会イベントなどを行う場合は、こうしたプリティーを呼んで盛り上げてもらうというのも、企画が華やかになってよいかもしれません。
バンコクではプリティーの存在はあふれているので、カラオケやバーに飲みに行くと元プリティーあがり、という女の子と出逢えるかもしれないですよ。