6月1日からの新型コロナウィルスの規制の緩和で、バンコクのあちこちの夜の繁華街では、カラオケクラブやゴーゴーバー、スナックなどが本格的に営業を再開しています。マッサージパーラーも2年ぶりにオープンしたそうです。
タイでは、コロナは1日当たりの新規感染者もついに2000人台まで減少しています。
このままでいけばコロナ前の生活に完全に戻れる日も近いかもしれません。
そうしたなか世界では、“サル痘”という新しい病気が出てきたニュースがあり、タイ当局も日本も、海外からの流入に目を光らせているところのようです。
サル痘とは
気になるサル痘という病気について、簡単に情報をまとめてみましょう。
<主な症状> 主に発熱と発疹。
<感染後> 多くは2-4週間で自然回復。小児などで重症化・死亡症例もある。
<現在の発生エリア>
中央アフリカ共和国、コンゴ民主共和国、ナイジェリアで発生。2022年5月、海外渡航歴のない感染者がイギリスで発見され、欧州やアメリカでも患者が発生。
<感染経路>
感染した動物に咬まれるか、血液・体液・発疹部位との接触による感染。人間同士の感染は稀とされているが、飛沫感染や接触感染の可能性が考えられている。
<予防法>
マスク・手指消毒。患者が使用したリネン類から感染した事例があるため、リネン類や衣類は手袋をして扱い、密閉できる袋に入れて洗浄する。
(以上、日本の国立感染症研究所サイトより要約。)日本では1975年以前生まれの人は天然痘ワクチンを接種していますが、その世代はサル痘にも抵抗力があるとされています。今のところタイ国内の感染者は発見されていませんが、今後感染者がでてきたら参考にして対策してください。
エサとメスを奪い合う猿の大抗争!ロッブリー
タイと猿、についての話題をみてみましょう。タイ語では猿のことをลิง(liŋ リン)といいます
南国熱帯の国であるタイには、数多くの猿たちがいます。なかでも有名なのは、バンコクの北138㎞のところにある、ロッブリーです。アユタヤ王朝時代にアユタヤに次ぐ第二の首都となった古い町で、遺跡や寺院、ヒマワリ畑などがある観光地ですが、ここは街の中に6000匹もの猿がいることで有名です。遺跡や、歩道にたくさん猿がいて、猿の大群が道を通ると車が動けなくなるほどだそうです。
このコロナの期間中は、ロッブリーを訪れる観光客が減ったため、エサが不足した猿たちが凶暴化し、無人となった商店を破壊し廃墟を拠点にするようになったため、人々は襲われないように家にバリケードを作っているそうです。街の一部は危険のため立ち入り禁止区域になりました。そして増えすぎた猿たちは街の中で二つの勢力がエサとメスを奪い合う抗争をするようになったそうです。そうなると人々はなすすべもなく遠くから見守るしかないのです。おそろしいですね。
タイではエロ猿とは言わない
日本では「エロ猿」という言葉があったり、“盛りがついた”性欲状態のことを「猿みたいに・・・」と表現したりするので、猿といえばエロそうなイメージがあります。
こちらはコロナ前のチェンマイでのひとこま。アメリカ人のグラマーな観光客にエッチな猿が抱きついて身体中をタッチしたあげく、服をベロンとひっぱり巨乳がむき出しになったという、楽しい瞬間でした。でもタイでは、猿は明るくて元気な動物というイメージで、タイの神話では「ハヌマーン」という猿の神様が出てきて活躍するので、神聖で人気がある動物です。
もし、あなたがタイ人にニックネームをつけられて、「リン(猿)」と呼ばれたとしたら、これはバカにされているのではなくむしろ、良いイメージをもたれているということです。
オナニーをするのは猿ではなく・・・
猿にオナニーを教えたら死ぬまで続ける、などという俗説がありますが、このようにタイでは猿は良いイメージの動物なので、エロ関係の言葉では猿を使いません。
代わりに別のことで例えます。たとえば女性のオナニーは ตกเบ็ด (tok bet トックペット)といいます。これはストレートな意味は「魚釣りをする」という言葉で普通の言葉なのですが、シチュエーションによっては「オナニー」というスラングの意味があるのです。日本語だと“尺八”はあくまでも楽器の名前だけど別の意味がある、みたいなことでしょう。
なぜ魚釣りなのか。水のなかに手をつっこむからなのか、釣り竿みたいな道具を使うからなのかはわかりません。
エッチな話のできる関係の女の子にしか言ってはいけませんよ!